「1／9の小宇宙」歴史的名車をスクラッチモデルでつくる
高梨廣孝 スクラッチモデル作品展
2011年2月4日（金）〜17日（木）11:00〜19:00
AXIS［シンポジア］で開催

AXIS ビル地下1階の［シンポジア］では、インダストリアルデザイナー、デザイン教育者、そしてスクラッチモデラーとしてモノづくりの原点を長年にわたり追求してきた、高梨廣孝のスクラッチモデル作品展「1/9 の小宇宙」を開催いたします。徹底した資料収集と驚異的な手仕事による名車のミニチュアは、言葉を超えて人の眼を釘付けにする知性と魅力にあふれています。
今回、自ら制作しコレクションした作品群の中から、厳選された19 台がAXIS ビルに勢揃いし、歴史的名車のミニチュアミュージアムが出現します。

高梨廣孝（1941 年生）は藝大時代に志した金属工芸家への夢を蘇らせ、現在、スクラッチモデラーとして自宅に設置した工房で活動しています。ライフワークとなったこのモデル制作は、消失しつつある実車の資料収集に始まり、図面制作および1 台あたり約7～800 点にわたる部品をすべて自作するものです。忠実に組み上げられた作品には、完成度の高さだけではなく、制作過程での出会いと発見に喜びを得るという独自のモノづくりの精神が凝縮されています。（作品は自身のコレクションとなり販売はしていません）
当展では、1921 年に英国で誕生した希少なモーターサイクル”NER-A-CAR”( ネラカー)を1/9 サイズで復元し新作として出品。同時に国内コレクターの特別協力を得てネラカーの実物車輌が展示される予定です。