AXIS177号は9月1日発売です。

カバーインタビュー 田子 學(アートディレクター/デザイナー)
「私たちはモノやコトの既成概念を超え、枠にとどまることのない新たな価値観と、常に進化し続けるデザインを創造してゆきます」。これは、田子 學氏率いるMTDO(エムテド)が掲げる社是である。対象とするのは社会のあらゆる事象。そこにデザインの力で、ひたすら「なぜ?」を問い続け、新しい価値と変革をもたらしていく。

特集 成長するリテール
市場が成熟し、人々の関心が所有から経験の獲得や新たなつながりに移るなか、交流や体験価値を集客のエンジンとする売り場づくりが広がっている。また、通信技術やITを駆使し、新たな商機の獲得を目指す動きも続々と登場している。来店客の心をつかむサービスデザインや空間づくりに、商業施設における成長のヒントを探った。

愛のコンティニュアスデザイン #05 清水久和×コトブキ 「水飲み」
コンティニュアスデザインとは、S&O DESIGNの清水久和が掲げる独自の手法。粘土をこねるように3Dソフトを操ることで、道具を持ち変えることなく、スピーディで連続性のあるデザインを可能とする。本連載では毎号、各分野を代表する企業とS&O DESIGNが協働し、既存の枠組みにとらわれないデザイン開発に挑戦。オリジナルのコンセプトモデルを発表する。

オピニオン ロジータ・ミッソーニ(ミッソーニ・ホーム クリエイティブディレクター)
イタリアのニットブランドであるミッソーニを1953年に夫婦で創業し、現在はミッソーニ・ホームのクリエイティブディレクターを務めるロジータ・ミッソーニ氏。60年以上にわたり第一線で活躍し、今年83歳を迎えながら、今も異なる文化や分野への好奇心に溢れ、世界各地を飛び回る。喝采を浴びた「デザイン・インダバ」でのカンファレンスの話をきっかけに、ミラノで開催中のミッソーニ展をはじめ、ニットがファッションの素材として認められなかった時代や同社独自の色合いについて語ってもらった。

トピックス  デザインのあり方を捉え直す、ソニー「Life Space UX」
一時、かつての輝きが失われたかに見えたソニーは、得意なAV分野に軸足を置きつつも、新しいデザインの発想によって、これまでとは異なる方法論でユーザーを刺激し啓発する製品づくりを復活させつつある。その急先鋒ともいえる「Life Space UX」を採り上げ、それが目指すところを紹介する。

トピックス 35歳以下、若手建築家6名が描き出すアイデアと形
「U-35 Under 35 Architects exhibition 2015 若手建築家による建築の展覧会」が10月16日から31日まで、グランフロント大阪のうめきたシップホールで開催される。今年は建築家の選出に藤本壮介が当たり、選ばれた6名は自らの作品世界を多様な方法で展示する。6回目を迎える展示の見所について藤本と、昨年の選考役を務めた石上純也、同展のアドバイザーとして発足当初から運営に関わる平沼孝啓の3名が語り合った。

トピックス マルティーノ・ガンパー、制約と解放のバランスが漂うクリエイション
2007年のロンドンを皮切りに世界各地を巡回してきたイタリア人デザイナー、マルティーノ・ガンパーの個展「100 Charis in 100 Days(100日で100脚の椅子)」が、9月23日まで丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開かれている。椅子1脚を1日で制作するというユニークな試みの集積が問いかけるものとは何か? 展覧会に合わせて来日したガンパーの話を交えて考えたい。

その他トピックス
見当はずれの商品開発をいかに防ぐか―デザインと行動経済学のちょっといい関係
新型BMW 7シリーズのデザイン―車輪の上のモダンラグジュアリー
写真への思いをいかにつなげるのか―2つの写真イベントに見る取り組み

その他連載
ザ・プロトタイプ モリタホールディングス「ハボット ミニ」
まばたきの記憶 「楕円地図」 文・スケッチ/鈴木康広
本づくし・書評 西田信子/岡 雄一郎
産学連携の正しいやり方 昭和女子大学とBMW Motorrad
フロム・ザ・ワールド 旭川/フランクフルトク 
クリエイターズワーク&ソウル 村越 淳/クリストフ・グベラン ほか

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