AXIS THE COVER STORIES

ー聞く・考える・話す、未来とデザイン

2018.11.01 TUE ー 11.07 WED 11:00 ー 17:00 AXIS Gallery   [入場無料]

※ 17:00以降は、申し込み制のイベントを開催致します。ご参加にはチケット(有料)が必要です。

About

変わるもの、変わらないもの、ここから始まるデザインの未来

デザインは、その時代の社会や人々のニーズ、テクノロジーの進化などとともにカタチを変えてきました。しかし、デザイナーに求められる「現状をより良くする」という役割や使命は変わりません。20年にわたり、デザイン誌「AXIS」で語られてきたデザイナーたちの言葉には、時代が変わっても変わらないデザインに向き合う姿勢と社会へのメッセージが込められています。
『AXIS THE COVER STORIES ーInterviews with 115 designers』の発刊に関連して開催する本イベントでは、デザインから未来を考える場として、分野やジェネレーションを超えた多くの皆さんとの対話が生まれることを期待しています。

Talk Sessions

2 FRI

19:00〜21:30
Talk Session
デザインの未来
ティム・ブラウン氏がCEOを務めるIDEOは、「デザイン思考」を世に広めたデザインコンサルティングファームとして知られる。対する田川欣哉氏は、デザイン・イノベーション・ファームTakram代表を務め、デザイン、テクノロジー、ビジネスの3領域を行き来するスキルや領域をつなぐ力の重要性を説く。日米を代表するデザインリーダーが、「デザインシンンキング」を起点にこれからのデザインについて語る。

終了しました

ティム・ブラウン
Tim Brown
1962年生まれ。91年3社合併によるIDEO誕生後はサービス、インタラクション、エクスペリエンスのデザインに関わり、同社のヨーロッパ部門を統括。2000年創業者のデビッド・ケリーからCEO職を引き継ぎ、現在は社長兼CEO。著書に「デザイン思考が世界を変える」など。
田川 欣哉
Kinya Tagawa
1976年生まれ。99年東京大学工学部機械情報工学科卒業。06年畑中元秀とtakram design engineeringを設立(18年Takramに名称変更)。ハードウェア、ソフトウェアからインタラクティブアートまで、幅広い分野に精通する。Takram代表。RCA客員教授・名誉フェロー。

3 SAT

14:00〜16:30
Talk
食のデザインと未来
自らを「フードデザイナー」ではなく「イーティングデザイナー」と呼ぶフォーゲルサング氏。「人間が食べること」の意味を問いかけ、人の気持ちや記憶に働きかけるワークショップやインスタレーションを世界各地で行う。食をめぐる様々な問題が叫ばれるいま、氏が考える「食の未来」とは。

終了しました

マライエ・フォーゲルサング
Marije Vogelzang
1978年生まれ。レストランのコンセプト開発から医療や教育など、さまざまなフィールドにおいて、食べる行為にまつわるデザイン提案を展開するイーティングデザインのパイオニア。14年デザインアカデミー・アイントホーフェン フード・ノンフード学部の学部長に就任。

3 SAT

17:30〜21:00
Design Round Table 01
これまでのデザイン、これからのデザイン、僕らの考え方
「AXIS THE COVER STORIES ーInterviews with 115 designers」に登場したデザイナーに影響を受けたという30代を中心としたスピーカーたち。それぞれリスペクトしつつも、これからの時代は、自分たち流のやり方でどのようにデザインと関わり未来をつくっていくか。テーブルを囲んでディスカッションを行う。

終了しました

鈴木 啓太
Keita Suzuki
1982生まれ。NECデザイン、イワサキデザインスタジオ勤務を経て2012年独立。
倉本 仁
Jin Kuramoto
1976生まれ。NECデザイン勤務を経て2008年JIN KURAMOTO STUDIO設立。
角田 陽太
Yota Kakuda
1979生まれ。安積伸&朋子、ロス・ラブグローブの事務所勤務を経て2011年独立。
吉泉 聡
Satoshi Yoshiizumi
1981生まれ。nendo、ヤマハ株式会社デザイン研究所勤務を経て、2013年TAKT PROJECT共同設立。
岡本 健
Ken Okamoto
1983生まれ。ヴォル、佐藤卓デザイン事務所を経て2013年に独立。2015年より岡本健デザイン事務所を設立。

4 SUN

19:00〜21:30
Talk Session
プロダクトデザインと未来
グッドデザイン賞の審査委員長という公的な役割と、いちデザイナーという私的な立場から長くプロダクトデザインの発展に努めてきた川崎和男氏と深澤直人氏。社会や暮らしの映し鏡ともいえるプロダクトの形に命を吹き込み、その生成を探究しつづける両氏が見据えるプロダクトデザインのこれからとは?

終了しました

川崎 和男
Kazuo Kawasaki
1949年生まれ。ニューヨーク近代美術館など海外の主要美術館に永久所蔵、永久展示多数。ニューズウィーク誌日本版の「世界が尊敬する日本人100人」に2度選ばれる。デザインディレクター、医学博士、大阪大学名誉教授、名古屋市立大学名誉教授。
深澤 直人
Naoto Fukasawa
1956年生まれ。セイコーエプソン、米国IDEOに7年半勤務後、同社日本支社を設立。その後2003年に独立しNaoto Fukasawa Design設立。その活動領域は電子精密機器から家具、インテリアに至るまで多岐にわたり、世界を代表するブランドやメーカーのデザインとコンサルティングを数多く手がけている。

5 MON

19:00〜21:30
Talk Session
鉄道のデザインと未来
JR九州新幹線「つばめ」や「ななつ星in 九州」などの鉄道デザインで知られる水戸岡鋭治氏。その活動は、車両や駅舎のデザインに止まらず、町の景観形成や地域おこしへと広がっている。一方、「電車のデザインは若い頃からの夢」と語るプロダクトデザイナーの柴田文江氏。鉄道は私たちの生活にどう関わっていくのか、その未来を語る。

終了しました

水戸岡 鋭治
Eiji Mitooka
1947年生まれ。大阪やミラノのデザイン事務所勤務を経て、72年にドーンデザイン研究所を設立。88年より鉄道車両のデザインに進出、国際的な鉄道関連のデザイン賞を多数受賞する。「デザインとは、総合的で創造的な計画」という考え方が信条。
柴田 文江
Fumie Shibata
1965年生まれ。東芝デザインセンターを経て。94年デザインスタジオSを設立。主な作品は、オムロンヘルスケア「電子体温計 けんおんくん」、カプセルホテル「9h( ナインアワーズ)」、JR東日本ウォータービジネス「次世代自販機」など。

6 TUE

14:00〜16:00
Design Round Table 02
地方におけるデザインの未来
すでに地方を拠点に活動をしているデザイナーは、増えてきていますが、そこにはその地域ならではの良さ、メリットがある反面、苦労や課題もあると思います。様々な立場から地域に関わるスピーカーの皆さんと、これからの地方におけるデザインの可能性をディスカッションします。

終了しました

山田 遊
Yu Yamada
1976生まれ。2007年、methodを立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして活動を始める。産地活性のためのプロジェクトを多数プロデュースする。
method
小板橋 基希
Motoki Koitabashi
1975生まれ。大学入学とともに山形に移住。卒業後も山形に定住し、2004年にアカオニを立上げる。以来、全国津々浦々に点在するクライアントの様々な要望に応えている。
アカオニ
友廣 裕一
Yuichi Tomohiro
1984生まれ。大学卒業後、日本全国70以上の農山漁村を訪ねる旅をする。2011年3月からは石巻市で活動。人と人、人と地域の関係性を紡ぐことを日々実践している。
つむぎや
五十嵐 恵美+星野 若菜
Emi Igarashi+Wakana Hoshino
五十嵐は1978、星野は1979生まれ。東北芸術工科大学卒業直後の2001年、新潟市内に「エフスタイル」を開設。近隣の地場産業と手を組み、企画から流通までを一貫して行う。
エフスタイル

6 TUE

19:00〜21:30
Talk Session
ソーシャルデザインと未来
「社会」そのものをデザインする時代にあって、誰もが安全で便利に使えるシステムを構築し、人のコミュニケーションを支援するのがソーシャルデザインの目指すところ。防災啓蒙活動でも協働するアートディレクターの寄藤文平氏とソーシャルプロデューサーの永田宏和氏が、社会課題に対してデザインはこれからどう向き合うべきかを語る。

終了しました

寄藤 文平
Bunpei Yorifuji
1973年生まれ。98年ヨリフジデザイン事務所、2000年有限会社文平銀座設立。現在は広告やプロジェクトのアートディレクション、本や雑誌のエディトリアルデザインを中心に活動。08年第39回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。
永田 宏和
Hirokazu Nagata
1968年生まれ。竹中工務店を経て、06年NPO法人プラス・アーツ設立。まちづくり、建築、アートの3分野での企画・プロデュース、防災教育に携わる。12年8月よりデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)の副センター長を務める。

7 WED

19:00〜21:30
Talk Session
人とテクノロジーの未来
AIや3Dプリンティングといったテクノロジーの進化が人の暮らしや社会にもたらす変革とは? 世の中を動かす原動力であるテクノロジーと創造力の掛け合わせで新たな価値創造を追求する工業デザイナー/エンジニアの山中俊治氏とバルミューダ代表の寺尾 玄氏が、これからのものづくりとデザイナーの役割について考察する。

終了しました

山中 俊治
Shunji Yamanaka
1957年生まれ。日産自動車を経て、94年リーディング・エッジ・デザインを設立。13年より東京大学教授。腕時計から鉄道車両まで幅広い工業製品をデザインする一方、技術者としてロボティクスや通信技術に関わる。
寺尾 玄
Gen Terao
1973年生まれ。高校中退後、欧州各地を放浪。帰国後、音楽活動に携わった後、モノづくりの道を志し、独学で設計、製造のノウハウを習得。03年バルミューダデザイン設立(現バルミューダ)。10年に発表した扇風機「GreenFan」で家電業界の注目を集めた。

28 WED

18:30〜20:00
21_21 DEISGN SIGHT ギャラリー3
Talk Session
21_21で語ろう、未来とデザイン
デザイン誌「AXIS」の20年にわたる表紙インタビューをまとめた「AXIS THE COVER STORIES 」の発刊に合わせ、アクシスギャラリーで開催されるトークセッションシリーズ。デザインから未来を考える場として、分野や世代を超えた多くの皆さんとの対話が生まれることを期待しています。今回はその21_21 DESIGN SIGHTスペシャルバージョンをギャラリー3で開催。 従来のデザインの枠組みを超えて活躍する、世代の違う3人のクリエイターに「未来とデザイン」というテーマで語っていただきます。登壇していただく3人には、それぞれ先に質問を考えていただきました。その答えを聞きにぜひ会場にいらしてください。
モデレーター:宮崎光弘(AXIS)
主催:株式会社AXIS、21_21 DESIGN SIGHT

終了しました

佐藤 卓
Taku Satoh
東京藝術大学大学院修了後、電通を経て独立。「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージデザイン、「金沢21世紀美術館」「国立科学博物館」のシンボルマークを手掛ける他、NHK Eテレ「デザインあ」総合指導も務めるなど多岐に渡り活動。
著書、展覧会も多数。
21_21 DESIGN SIGHT ディレクター、館長。

小野さんと清水さんへの質問

Q.今一番考えていることは、どんなことでしょうか?

Q.これから模索したいことは、どんなことでしょうか?

小野 直紀
Naoki Ono
1981年生まれ。2008年 京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科建築コース卒業後、博報堂に入社。2015年に博報堂社内でプロダクト開発に特化したクリエイティブチーム「monom」を設立。手掛けた製品が3年連続でグッドデザイン・ベスト100を受賞。また、社外ではデザインスタジオ「YOY」を主宰。その作品はMoMAをはじめ世界中で販売され、国際的なアワードを多数受賞している。

佐藤 卓さんへの質問

Q.デザイナーとしての一番のモチベーションはなんでしょうか?

Q.変化の激しい今の時代に、デザイナーがデザイン以外にやるべきことがあるとしたらどんなことでしょうか?

清水 淳子
Junko Shimizu
1986生まれ。2009年 多摩美術大学情報デザイン学科卒業後2013年Tokyo Graphic Recorderとして活動開始。同年、UXデザイナーとしてYahoo! JAPAN入社。現在、東京藝術大学美術研究科情報設計室と多摩美術大学情報デザイン学科専任講師として議論の可視化を研究。著書に『Graphic Recorder―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書』がある。

佐藤 卓さんへの質問

Q.初めてデザインを意識したのは人生のいつですか?

Q.もし小学校にデザインの科目ができたとしたら何を教えたいですか?

Time Schedule

Related Events

AXISビル1F

「SIWA | 紙和 ー 触れて、馴染む道具」

表紙インタビューに登場いただいた深澤直人氏がデザインを手がけた「SIWA | 紙和」のイベントを開催。「SIWA」が歩んできた10年を振り返るとともに、新シリーズやスペシャルアイテムなどさまざまな商品を展示・販売します。

会期:10月17日(水)- 11月6日(火)※10/31(水)臨時休業
トークイベント 「愛される素材、SIWA|紙和」
SIWAデザイナー 深澤直人 × デザイン誌「AXIS」編集長 上條昌宏
日時:10月17日(水)19:00~20:00(18:30 開場)
会場:アクシスギャラリー(アクシスビル 4F)
定員:100 名
申込方法:こちらからお申し込みください。

AXISビル1F

「アートポスター・キッズカーフェア」

マルチェロ・ガンディーニ氏やジョルジェット・ジウジアーロ氏に関連するモデルカーやヴィンテージポスターを展示、販売します。

会期:10月19日(金)ー 12月25日(火) ※10/31(水)臨時休業

Access

東京メトロ日比谷線:六本木駅3番出口
都営大江戸線:六本木駅 3・5番出口
六本木交差点から外苑東通りを東京タワー方面へ徒歩約8分

東京メトロ南北線:六本木一丁目駅2番出口
飯倉片町交差点方面へ徒歩約8分

都営大江戸線:麻布十番駅7番出口
飯倉片町交差点方面へ徒歩約8分