NEWS | インテリア
2020.01.29 16:02
照明ブランド Marset(マルセット)から、ドイツのデザイナーデュオ kaschkasch(カシュカシュ)が手がけたテーブルランプ「Bolita」が登場している。
デジタル化が進んだ現代では、クリックひとつでなんでも購入できるし、スワイプすればいろんなものを見たり読んだりできる。それゆえ、モノに触れるという人間らしい体験や、手触り感などの触覚的なものがすべて失われてしまうかもしれない。そこでこのBolitaでは、ライトに触れることで調整を行うという。
照明自体はいたってシンプルで、中心軸にLEDを取り付けた円形の土台部分と球状のガラス製カバーがあるだけ。このカバー部分を動かすことで、調光ができる仕組みだ。明るくしくしたり暗くしたりと、触れることで見た目に美しい効果が得られるのだ。
kaschkaschのFlorian KallusとSebastian Schneiderは、こうしたユーザーインタラクションを実現するため、電子的ではなく機械的な調光を採用。これにより、触れる感覚を取り戻すための照明デザインができあがったと語っている。