リコー発のスタートアップ「ベクノス」が始動
超スリムなペン型全天球カメラの開発を発表

リコーが2013年に世界初の民生用全天球カメラとして発売した「RICOH THETA」の開発コアメンバーが中心となって発足したスタートアップカンパニー「ベクノス」は、リコーの関連会社でありながら、リコーのコア事業とは異なる「イノベーション特区」と位置づけ、完全に独立したスタートアップとして今後活動していくと発表した。

ベクノクスは現在、第一弾製品として全く新しい技術を駆使した超スリムなペン型デザインの全天球カメラを開発している。ワンショットで360°の静止画や動画を撮影できるカメラだ。

具体的には、優れた携帯性、デザイン性を実現するために、側面に3つ、天面に1つの計4つのレンズからなる独自の光学系を搭載している。さらに、現在開発中のアプリを組み合わせることにより、全天球カメラの楽しみ方をさらに広げていく。

開発中のカメラおよびアプリは、2020年発売・サービス開始予定だ。これらを組み合わせて活用することにより、全天球カメラの本格的なコンシューマー市場拡大を目指していくとしている。End