NEWS | テクノロジー
2020.03.27 16:39
自律運転デバイスのシステムデザイン・開発を行うPSYGIGは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、サーモグラフィーを通じて体温を自動測定し、高体温者が出入りした場合にアラート通知するシステムを開発した。
体温測定を実施中もしくは実施予定の施設に向け、サーモグラフィーカメラにコンピュータービジョンとクラウドを組み合わせてパッケージ化したキットを提供開始する。
同キットは、目視で行なっていた体温測定を自動化することに加え、従来のサーモグラフィーカメラに3つの付加価値を搭載している。
まず、体温データを24時間自動取得できることだ。コンピュータービジョンを搭載したサーモグラフィーカメラを施設に設置することで、体温データに加えて、いつ、どこで、何人が、何度の熱をもっていたのかを測定してデータとして保存。保存されたデータは自動集計され、PCまたはスマートフォンから閲覧可能なグラフで表示される。
また、高体温を自動検知することができる。サーモグラフィーカメラが取得した体温データを常時クラウド基盤に連携し、38度以上の高体温を検知した場合は、クラウド基盤から事前に登録した任意のメールアドレス宛にアラート通知を自動で一括送信を行う。
さらに、データを指定した人と共有、または一般公開も可能だ。PCまたはスマートフォンからWeb上のプラットフォームにアクセスすることで、サーモグラフィーキット導入施設の体温および人口密度データを日時別に検索できるのだ。