古木のインテリアデザインを手がける山翠舎の素材
「KOBOKU」がMaterial ConneXionに登録

古木を使った店舗デザインなどを手がける山翠舎は、古民家から得られる上質な木材「古木/KOBOKU」が、世界に32拠点を持つ素材図書館「Material ConneXion」に登録・掲載されたことを発表した。

古木(こぼく)とは、古民家(戦前に建築された民家)から入手する古材の中でも、人々の思いや愛着のこもった上質で立派な、ストーリーのある古材。

▲古木の表面。経年変色や、燻された跡が残る

長野や新潟など豪雪地方の古民家で長年の風雪に耐えてきた柱や梁から入手したもので、こうした品質のものは今や入手困難だという。一本として同じものがなく、職人が手斧(ちょうな)で一本一本削り出した滑らかな曲線や、人々が営む暮らしのなかで長い年月をかけ燻され黒光りするその表情は、新材では表現しきれない独特の温もりを感じさせるそうだ。

同社では2018年3月に「古木/KOBOKU」の商標を取得。2019年8月には「FSC COC認証」を取得した。

▲古木の扱いには、職人の高い技術を必要とする

▲実際に展示されるKOBOKUサンプル

また、日本の拠点となる「Material ConneXion Tokyo」は東京・六本木にある。実際に素材を閲覧できるほか、素材登録のサポートや素材提案コンサルティングも受けることができる。End