曲げやすくて丈夫な藤から生まれた
独特の形状をもつ作品「The Ornament of Structure」

▲写真:Gali Blay

天然素材である籐は、曲げやすく丈夫な素材として家具やかごによく用いられている。ポーランド人デザイナー Wiktoria Szawielも籐のこうした特長に着目して、「The Ornament of Structure」という実験的なかご作品を手がけた。

くびれがあったり、少し曲がっていたりと、独特の形状をもつ作品だが、部分的に樹脂で仕上げて籐を隠すことで、かごを編むというプロセスを強調しているという。

▲写真:Niels Groenendijk

また、樹脂でコーティングすることでかごを補強。さらにこの部分をカットしたり紙やすりで磨いたりして、内側から見たことがないような籐の美しいパターンが浮かび上がっている。

▲写真:Gali Blay

こうした形状は具体的だが、認識しがたいものだと語るSzawiel。まったく異なる質や素材どうしの対話から生まれた作品で、作業プロセスを通してそれらはたがいに補い合うようになるそうだ。End

▲写真:Wiktoria Szawiel

▲写真:Wiktoria Szawiel

▲写真:Wiktoria Szawiel

▲写真:Wiktoria Szawiel