ライフスタイルブランド「Allbirds（オールバーズ）」は、製品にかかるカーボンフットプリントを算出できるライフサイクルアセスメント（LCA）ツール（英語版）をウェブで公開した。

Allbirdsでは2020年4月より、専門家と共同開発したLCAツールを使い、製造過程から廃棄までに排出されるカーボンフットプリントをすべてのアイテムに表示している。今回は、この取り組みをファッション業界に拡げるべく、この測定ツールをオープンソース化することになった。

ダウンロードできるスタートガイドでは、「Allbirds」の温室効果ガス削減の取り組みや計測方法、さらにはラベルデザインを入手することができる。

栄養成分表示を模したラベルデザインでは、排出量の内訳を詳しく伝えることができ、スタンプ風のラベルデザインを使えば、総排出量をシンプルにわかりやすく伝えることができるという。

同社では、カーボンフットプリントの表示で消費者の「モノを買う基準」が変われば、メーカーの「モノを作る基準」も変わり、温室効果ガスを出さない方法を一層工夫するはずだという。「測ること」は「減らすこと」であり、地球の気候変動を逆転させる大きな一歩だとしている。