▲Daniel Arsham x Pokémon Crystalized Mew Card (purple) 2021

アメリカ人アーティスト、ダニエル・アーシャムと「ポケットモンスター」のコラボレーション展覧会「A Ripple in Time（時の波紋）」が2022年2月に東京都内各所で開催される。

アーシャムは、つねに新しい素材の探求と実験を繰り返しながら、非現実を生み出すための装置を探し続けているアーティスト。浸食した壁、どこにも辿り着くことのない階段、人工的構造物を覆い尽くす樹木など、困惑させられたり、困惑することを期待したりする空間や時間を発見し、そうした経験を自身の作品へと還元しているという。

▲©2022 Pokémon.
©1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
©Daniel Arsham
Courtesy of Nanzuka.

今回のプロジェクトは、NANZUKAの3つのギャラリーのほか、六本木ヒルズ内66プラザにおける6体のポケモンたちの大型ブロンズ作品の展示、そして草月会館1F草月プラザのイサム・ノグチによる石庭における立体作品のインスタレーションの、5つの展覧会で構成される。

▲©2022 Pokémon/Nintendo/CR/GF
©Daniel Arsham
Courtesy of NANZUKA

NANZUKA UNDERGROUNDでは、1997年放送のテレビアニメ「ポケットモンスター」から総監督を務め、現在はクリエイティブスーパーバイザーを務める湯山邦彦ともコラボレーション。アート作品であるアニメーション「“A Ripple in Time” by Pokémon x Daniel Arsham」を発表。3110NZでは、すべての作品の原点ともいえるアーシャムが描いたドローイング作品を発表する。

「僕はポケモンとともに育ったと言えるでしょうね、子供の頃にはポケモンカードを集めていました。それにポケモンは僕の子供たちの子供時代にも存在しています。彼らもポケモンが大好きなのです。これはポケモンの普遍的な性質を物語っていて、ある意味本当に信じられないような想像の宇宙が、僕や僕の子供たちのためにつくられているように感じています」と、アーシャムは語っている。

▲©2022 Pokémon. ©1995-2022 Nintendo/ Creatures Inc./ GAME FREAK inc.
©Daniel Arsham, Courtesy of Nanzuka
©Culture Convenience Club, 2022
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