布製の着ぐるみを着せ替えることで、用途や好みにあった外観が実現できる卓上サイズのコミュニケーションロボット「くるみちゃん」をヴイストンが発表した。

従来の一般的なコミュニケーションロボットは樹脂や金属からできた外装をもち、外観の大幅なカスタマイズが困難だった。

同製品ではシーンや目的に合わせて着ぐるみを着せ替えることでリーズナブルに外観を変えることが可能。対象者に合わせて頻繁に外観を変更したり、複数台のロボットに対してそれぞれの役割や性格付けをするなど、ユーザーに寄り添ったシステムを構築することができる。

内蔵する動作プログラムは、総合開発環境「Vstone Magic」で作成が可能。前方に指向性のある高性能マイク「インテリジェントマイク®」やスピーカーが搭載されており、音声認識・合成機能を組み込むことができる。

ヴィストンではヒューマンインタラクションに関する研究や実証実験機体としての使用を想定。コミュニケーションロボットを活用した受付や案内、商品紹介、見守りや介護福祉、レクリエーションなどの研究開発にも適しているとしている。