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16時間前
NTTコミュニケーションズのデザイン部門「KOEL Design Studio(コエル・デザイン・スタジオ)」は、書籍「ビジョンデザイン ―〈私たち〉の未来を考える、これからのデザインの使いかた」を2025年4月に刊行した。人口減少・高齢化社会を迎えるにあたり、4つの先進地域のフィールドワークをとおして持続可能な未来を考えるデザインガイドである。
「ビジョンデザイン」とは、これからの「わからない未来」に向き合い、デザインをいかに活用するべきかを探るための概念である。日本の高齢化率は、2085年には40%を超え、人類がこれまでに経験したことのない領域に入るとされている。
「デザイン×コミュニケーションで社会の創造力を解放する」をミッションに掲げ、公共性とビジネスが両立する「セミパブリック」領域において新しい社会インフラの実現を目指すKOELは、この「ビジョンデザイン」をキーワードに、すでに高齢化率が35%を超える課題先進地域でのフィールドワークを重ね、その記録を本書にまとめた。
第Ⅰ部では、「ビジョンデザイン」の考え方と使い方について、未来を洞察するための4つのステップ(情報収集・仮説策定・検証・ビジョン策定)で解説。続く第Ⅱ部の実践編では、「人口減少高齢社会の未来」をテーマに、課題先進地域である阿東(山口県)・小浜(長崎県)/五城目(秋田県)・長田(兵庫県)にて取り組んだ3つのフィールドワークを紹介する。
各地では、新たな生き方を模索する人々を訪ね、これからの働き方や暮らし方、文化の築き方をつぶさに観察した。「大きくなる社会」から「小さくなる社会」へと移行するうえで、もうひとつの未来の社会像や価値観、幸福像を知るための一冊だ。
書籍「ビジョンデザイン ―〈私たち〉の未来を考える、これからのデザインの使いかた」
- 著者
- 田中友美子(NTTコミュニケーションズ/KOEL Design Studio,
Head of Experience Design) - 発売日
- 2025年4月17日(木)
- 発行元
- NTT出版
- 仕様
- ソフトカバー、A5判、304ページ
- 定価
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 詳細
- https://www.amazon.co.jp/dp/4757123914