SLEEPY TOFU HOUSE
Photos by Norio Kidera

台湾発のマットレスブランド「SLEEPY TOFU」は、東京・南⻘山にて日本国内初の旗艦店「SLEEPY TOFU HOUSE（スリーピー・とうふ ハウス）」を2025年5月9日（金）にオープン。メイン商品の「スリーピー・とうふ」や「スリーピー・いなり」を中心に、敷きパッド、まくら、掛け布団などを展開する。

店舗設計はトラフ建築設計事務所が手がけ、スタイリングは作原文子が担当した。店内は玄関・リビング・ダイニング・キッチン・書斎・寝室といった実際の住まいを思わせるエリアで構成され、来場者が自然な流れのなかで製品に触れ、ブランドの哲学を体感できる空間を目指した。

中央には、豆腐をモチーフにした丸みのあるフォルムが特徴の「TOFU ROOM」を配置。正面にはSLEEPY TOFUのロゴである“とうふくん”の「顔」が施されており、ブランドの世界観を象徴する空間となっている。内部にはベンチやデスクを備え、キッズスペースとしても活用可能。間接照明の柔らかな光と素材により、居心地の良さを演出している。

ショールームには、SLEEPY TOFUが製作したダイニングテーブルセットやキューブ型スツール、豆腐のようなソファなどを配置し、空間全体の統一感を強調。さらに、環境に配慮した素材や北欧のテキスタイルなどを採用することで、製品のデザイン性を表現し、暮らしへの取り入れやすさを提案している。

店舗全体に丸みと余白を持たせることで、どこか懐かしさを感じさせる、落ち着いた雰囲気を創出。ブランドが掲げる「日常に余白をもたらし、暮らしをもっと『やわらかく』する」というコンセプトを体現する空間だ。