NEWS | アート / 展覧会
12時間前
Image credit:Francis Giacobetti
いけばな草月流第三代家元であり、映画、絵画、竹のインスタレーション、陶芸、舞台美術、書など、多岐にわたる芸術活動を展開した勅使河原宏(1927–2001)が、2027年に生誕100年を迎える。これを記念し、彼の表現活動の全体像に光を当て、その現代的意義を再発見する「Hiroshi Teshigahara:Visionary Worlds|勅使河原宏の世界 生誕100周年」プロジェクトが始動する。
1958年9月に設立し、勅使河原がディレクターを務めた「草月アートセンター」は、戦後の東京における前衛芸術の拠点として活動してきた。同プロジェクトは、その精神を受け継ぎ、革新的な活動を改めて世界へ発信するべく、展覧会、上映、パフォーマンス、映像インスタレーション、トークイベントなど、多彩な企画を展開する。
プロジェクトの第1弾として、開幕展「SA NI HA|さには」を、2025年6月7日(土)から7月6日(日)まで東京・赤坂の草月会館1階 草月プラザ「天国」にて開催。1980年11月から12月にかけてイサム・ノグチの石庭「天国」がある同会場で「イサム・ノグチ 勅使河原宏 二人展」が行われた。今回の展示では、勅使河原が1980年に出品した陶作品を、当時のレイアウトをイメージして配置する。
さらに、イサム・ノグチの「天国」と勅使河原の「陶」を繋ぐひとつの要素として、越前和紙にしたためられた勅使河原による書の筆跡をコラージュしたバナーを展示する。同展では、陶と書というふたつの造形表現を軸に、勅使河原宏の造形的思考に深く迫ることができる。
勅使河原宏 生誕100周年記念プロジェクト「Hiroshi Teshigahara : Visionary Worlds」開幕展「SANIHA | さには」
- 会期
- 2025年6月7日(土)~7月6日(日)
- 開館時間
- 10:00~19:00(金曜は20:00まで)
- 休館日
- 2025年6月29日(日)
- 会場
- 草月会館1階 草月プラザ「天国」(東京都港区赤坂7-2-21)
- 詳細
- https://www.hiroshicentennial.com/