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2025.05.26 11:33
「X half」
富士フイルムは、コンパクトデジタルカメラの新モデル「X half」を2025年6月下旬より発売。ハーフサイズカメラ(35mm判フィルムの半分のサイズで撮影できるフィルムカメラ)をモチーフにしており、ボディは240gと軽量。フィルムライクな写真表現が手軽に楽しめる。
「X half」シルバー
ボディは、クラシックなフィルムカメラを彷彿とさせるシンプルなデザインで、日常で携帯しても気にならないサイズと重量を実現。フレーム切り替えレバーやフィルム装填確認窓のようなサブ液晶を搭載しており、アナログ操作の楽しさを味わえる仕様となっている。
構図は従来のXシリーズと違い、縦位置構図が基本。横3:縦4のアスペクト比を採用しており、静止画や動画を縦構図で撮影が可能。これにより、画像サイズが3:4に変更されたInstagramの投稿にも最適な形式で撮影できる。
3:4アスペクト比の背面液晶。
縦型の光学ファインダー。
さらに、3:4縦構図の写真を2枚1組で撮影し、ストーリー性のある画像に仕上げられる「2-in-1」機能を搭載。撮影のあいだにフレーム切り替えレバーを引くことで組写真を簡単に作れ、動画と動画、静止画と動画といった組み合わせも可能だ。専用アプリでは、分割線の色やサイズの変更、左右写真の入れ替えなどの編集も自在に行える。
(左)縦位置構図で撮影した作例、(右)「2-in-1」機能で組写真の制作が可能
また、Xシリーズで採用されている「フィルムシミュレーション」機能を搭載。被写体やシーンにあわせて写真フィルムを選ぶ感覚で、さまざまな色調表現が楽しめる。基準となる「PROVIA」をはじめ、風景・自然写真に最適な「Velvia」、落ち着いた発色とソフトな階調が特徴の「ASTIA」など、13種類のモードを用意している。
そのほか、フィルム写真の粒状感を加える「グレイン・エフェクト」、フィルムカメラの光漏れを幻想的に再現する「ライトリーク」、さらには「ハレーション」や「期限切れフィルム」といった撮影フィルターも搭載。撮影日を画面右下にスタンプする機能も備え、フィルム撮影体験を追求したデジタルカメラに仕上がっている。
「X half」チャコールシルバー
「X half」ブラック