デザインスタジオ Industrial Facilityが手がけた
&traditionのシェルフシステム「Rombe」

デンマークのインテリアブランド &tradition(アンド・トラディション)は、ロンドンを拠点に活動するデザインスタジオ Industrial Facility(インダストリアル・ファシリティ)が手がけたモジュラーシェルフシステム「Rombe」を発表した。きれいに収納するだけでなく、作業スペースを設けたり、お気に入りのアイテムを飾るなど、自由に構成を変えられる柔軟性が魅力である。

「Rombe」(ひし形)という名称は、シェルフのブラケットの形状に由来。カラーは、アラバスター(ホワイト)とアンスラサイト(ブラック)の2色、サイズバリエーションはシングル、ダブル、トリプルをの3種展開する。

インテリアとしての美しさを最大限に引き出すため、壁への設置は最上部と中央部の4点のみで固定。オプションの棚やデスク、キャビネットはそれぞれ垂直ブラケットに取り付けることで、壁とのあいだにスペースが生まれ、すっきりとした外観を実現する。

デザインのベースである垂直ブラケットは、押し出し加工のアルミニウム製。構造上の堅牢性を確保するとともに、オプションパーツの固定具が目立たないように設計されている。さらに、リブガラスの引き戸により、収納への視線を遮ることもできる。

また、横から見たときに既存の家具とラインが揃うように、Rombeと壁の距離を調整可能。床板の凹凸に合わせて脚部を簡単に調節できるため、引っ越しやオフィスの移転における新しいスペースでの再設置も容易だ。

Industrial Facilityを率いるサム・ヘクト(Sam Hecht)は、「Rombeには彫刻的な実用性があります。つまり、システムとして機能的であると同時に、多岐にわたる美的センスにも対応できる収納なのです」とコメント。同スタジオのキム・コリン(Kim Colin)は、「Rombeは、古きものと新しいものをつなぐ架け橋です。私たちが家具とうまく付き合えるように、意図的に解釈の余地を残しています」と語っている。End