70周年のアンドリュー・ワールド、国際デザインコンペを開催
「シーティング」と「テーブル」を募集

スペイン・バレンシアのインテリアブランド アンドリュー・ワールドは、国際コンペティション「24th Andreu World International Design Contest」を開催する。

1955年に木工工房として創業し、今年で70周年を迎える同ブランドは、曲げ加工を活かしたチェアをはじめとして、洗練されたデザインの家具をつくり続けている。2001年には、優れた才能をもつ若きデザイナーの支援を目的として同コンペティションをスタート。国際的に影響力のあるコンテストのひとつとして、多くの参加者を集めている。

応募者はプロ・学生を問わず、年齢制限はない。EUの環境イニシアチブ「ニュー・ヨーロピアン・バウハウス」の理念、「世界デザイン機構」のガイドライン、およびアンドリュー・ワールドの価値観に基づき、健康に配慮したインテリアを演出する革新的でサステナブルな家具デザインを求めている。

カテゴリーは「シーティング」と「テーブル」の2区分を設けており、前者はチェア、アームチェア、スツール、ベンチ、ソファなどが含まれ、後者はミーティングテーブル、カンファレンステーブル、コーヒーテーブル、サイドテーブルなどが該当する。

デザイン要件は、機械による大量生産が可能で、オリジナルかつ未発表のものに限定。持続可能な素材を用いることが条件であり、FSC認証を受けた木材、循環性のある革新的な素材、リサイクル素材、リサイクル可能素材などを使用することが求められる。ただし、ラミネート、ガラス、金属、熱可塑性ポリマー、天然石なども許容される。

作品提出にあたっては、1/5スケールのプロトタイプに加え図面・スケッチ・レンダリング・画像などを含む詳細な技術報告書、動画によるプレゼンテーション、さらには生産コスト、意図した機能の遵守、人間工学、サステナビリティ(カーボンフットプリントデータ、リサイクル可能性、新しいリサイクル素材・リサイクル可能素材)などに関する情報の明示が必須である。

賞金は、最優秀賞に5,000ユーロ(約86万円)、優秀賞に2,500ユーロ(約43万円)が授与され、入賞作品は合わせて3点が選ばれる。公式サイトよると、日本からの応募の場合、2025年11月14日(金)までに東京・南青山の「アンドリュー・ワールド 青山」へのモデル送付が必要である。End

24th Andreu World International Design Contest

日本からの応募
2025年11月14日(金)までに「アンドリュー・ワールド 青山」(東京都港区南青山2丁目19-6 ラティオ南青山 1F)へのモデル送付が必要。
詳細
https://andreuworld.com/en/talent/design-contest