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2025.11.10 14:49

フォーミュラEと国際自動車連盟(FIA)は、次世代マシン「GEN4」を発表した。2026/27年のABB FIAフォーミュラE世界選手権でデビュー予定で、史上最も速く、最も先進的なフォーミュラEマシンとして設計されている。
最大600kW(約815馬力相当)を発揮し、フォーミュラE史上初となるアクティブ四輪駆動を搭載。予選用の高ダウンフォース仕様とレース用の低ダウンフォース仕様という2種類の空力コンフィギュレーションを備え、コース特性に応じた走行が可能だ。
700kWの強化型回生ブレーキシステムを採用し、レースエネルギー容量は最大55kWhに拡大。マシンを構成するすべての部品は100%リサイクル可能で、そのうち20%以上が再生素材で構成される。
フォーミュラEのCEO、ジェフ・ドッズは「GEN4は単なるレースカーではなく、10年以上にわたる進化と革新の結晶。パフォーマンスと環境責任の両面で”可能性”の概念を塗り替える」と語る。
今後、ポルシェ、ニッサン、ステランティス、ジャガー、ローラの各メーカーが開発テストを実施予定。各社の最新技術が投入され、市販車開発への応用も期待される。![]()












