視覚芸術から広告・ファッションへ 
大阪中之島美術館で「拡大するシュルレアリスム」展開催中

大阪中之島美術館にて、特別展「拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」が、2026年3月8日(日)まで開催されている。1924年のシュルレアリスム誕生から約100年を経た現在、国内所蔵作品を中心に、絵画や彫刻から広告、ファッション、室内デザインへと展開したシュルレアリスムの影響を検証する。

エルザ・スキャパレッリ《香水瓶「スリーピング」》1938年 ポーラ美術館

アンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』(初版本)1924年 岡崎市美術博物館

本展は全6章構成で、オブジェ、絵画、写真の視覚芸術から、広告、ファッション、インテリアへと領域を広げて紹介。サルバドール・ダリ、マックス・エルンスト、ルネ・マグリットらの作品に加え、デザイナーのエルザ・スキャパレッリによるファッション作品が集結する。

ルネ・マグリット《レディ・メイドの花束》1957年 大阪中之島美術館

クルト・セリグマン《国際シュルレアリスム展》 1938年 サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託) 後期展示

スキャパレッリは、シュルレアリストたちとの交流を通じて独自のデザインを展開した人物である。本展では、彼女の代名詞であるショッキング・ピンクのイヴニング・ドレス「サーカス・コレクション」(1938年、島根県立石見美術館所蔵)や、独特な造形の香水瓶「スリーピング」(1938年、ポーラ美術館)などを展示。服飾デザインにシュルレアリスム的手法を取り入れた作品群を通じて、芸術と商業デザインの接点を示す。

エルザ・スキャパレッリ《イヴニング・ドレス「サーカス・コレクション」》1938年 島根県立石見美術館 前期展示

広告分野では、クルト・セリグマンによる「国際シュルレアリスム展」ポスター(1938年)や、フリッツ・ビューラーの「ジオデュの帽子」ポスター(1934年、宇都宮美術館)など、デペイズマンやフォトモンタージュといったシュルレアリスムの技法を応用したグラフィックデザインを紹介する。

フリッツ・ビューラー《ポスター「ジオデュの帽子」》1934年 宇都宮美術館 後期展示

会期は前期(2025年12月13日〜2026年1月25日)と後期(1月27日〜3月8日)に分かれ、一部作品は展示替えを行う。End

拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ

会期
2025年12月13日(土)– 2026年3月8日(日)10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
前期:12/13(土)– 1/25(日) 後期:1/27(火)– 3/8(日)
休館日
月曜日、12/30(火)、12/31(水)、1/1(木・祝)、1/13(火)、2/24(火) 
※1/12(月・祝)、2/23(月・祝)は開館
会場
大阪中之島美術館
(大阪府大阪市北区中之島4-3-1)
詳細
https://nakka-art.jp/exhibition-post/surrealism-2025/