金属の「気配」と「質感」を抽出   
壁紙ブランドWhO、深地宏昌がデザインした新柄44点を発表

「Specula」

内装資材の販売施工を手がける野原グループは、壁紙ブランド「WhO(フー)」のクリエイター協働シリーズ「CREATORS」に、デザイナーの深地宏昌を迎え、新柄44点を発表した。

「WhO」は2015年にスタートした壁紙ブランドで、国内での完全受注生産体制やデジタルカタログの採用など環境に配慮したビジネスモデルを特徴とし、現在3,000点を超えるラインナップを展開している。

「AGING-poly」

一方、プログラマー堀川淳一郎と共にクリエイティブスタジオ「DIGRAPH」を主宰している深地は、デジタルとフィジカルを横断するグラフィック表現を追求。今回のプロジェクトでは、「金属から生まれる表現」をテーマに、デジタルプロセスで金属の「気配」と「質感」を抽出するふたつの手法を用いた。

「AGING-arc」

ラインナップは「AGING-poly」「AGING-arc」「Specular」「Brushing」「Damascus」の5シリーズで構成される。「AGING」シリーズでは、腐食させた銅板を線データの出力装置であるプロッターで彫刻し、その凹凸をスキャンすることで時間の経過や物質の揺らぎを記録。「Specular」「Brushing」「Damascus」では、金属特有の反射や研磨の軌跡、積層構造をアルゴリズムによって抽出し、質感を再構築している。

「Brushing」

深地は制作について「『物理的な彫刻』と『デジタルの演算』。手法は対照的ですが、共通するのは『質量のあるテクスチャ』へのあくなき追求です」とコメントしている。これらのシリーズが空間にどのようなリズムを生み出すのか期待したい。End

「Damascus」