モスクワ西部のスマートシティ地区
「Rublyovo-Arkhangelskoye」
Zaha Hadid Architectsや日建設計らが建設を担当

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Zaha Hadid Architectsは、ロシア・モスクワ西部のスマートシティ地区「Rublyovo-Arkhangelskoye」の建設を担当すると発表した。

同地区には、新たに学校、医療機関、交通インフラ、商業地区、市民文化施設、そして66,500人分の住宅を供給。さらに、成長するモスクワの金融、コンサルティング、法律、監査部門向けに、80万平米のオフィススペースも設けるという。

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モスクワの人口は過去20年間で30%を超える300万人が増加して、1240万人を突破。同地区の建設は市内中心部の悪化する過密状態を緩和し、首都が継続的に成長するには不可欠となっている。

モスクワ西部の住宅・雇用・市民・文化の新拠点として、Rublyovo-Arkhangelskoyeとモスクワ地下鉄網のShelepikhaインターチェンジステーションを結ぶ、全長19kmの地下鉄新線を2020年に建設開始する予定。

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そして、同地区はスマートで持続可能な都市の世界的な基準となることを目指している。このプロジェクトでは、エネルギー・都市計画の3Dシミュレーションを、フランスの電力会社大手EDFグループのプラットフォームを提供。持続可能な地方のエネルギー源の消費と生産を最適化し、eモビリティ、最新テクノロジー、サービス、インフラを結集して、接続性と効率を高めるそうだ。

なお、同事務所はロシアのTPO Pride Architectesと共同で、コンソーシアム形式でこのプロジェクトに参画。そのほか、日建設計およびARCHEA ASSOCIATIが主導する2つのコンソーシアムも選定された。End