パリ国際大学都市にゴールドの「エジプト館」が新設
古代エジプト42州を体現するブロックを重ねた設計

パリ市の南端には、「パリ国際大学都市(Cité Internationale Universitaire de Paris)」という地区がある。フランスの高等教育機関で学ぶためにやってくる世界各国の留学生を受け入れる学生寮街で、日本館をはじめ、ル・コルビュジエが設計したというスイス館やブラジル館など、40ほどの各国の寮が立ち並んでいる。

この地区に新しく「エジプト館」が加わることになった。その設計案をフランスの建築設計事務所 Malka Architectureが公開している。

「Golden City」と題されたこのプロジェクトは、まさにエジプト文化を象徴するもので、アフリカから地中海まで流れるナイル川流域の文化の豊かさと多様性をコンセプトに、古代エジプトの42州を体現するデザインを目指した。

その結果できあがったのは、42個の巨石のようなブロックを組み合わせた建築で、さまざまな地域を集約してひとつの全体を表すようなものとなった。

「Golden City」は、エジプトの新しいアイデンティティとなるもので、古代の歴史と現代性が交差するところに、物質的でもあるが神秘的で、時代を超越した建築が登場する。それは、エジプトの各地を巡る旅であり、歴史と神話が現代的な利用価値と融合する場所なのだ。End