ロンドンの公営住宅「ゴールデン・レーン・エステート」
使用頻度の低い公園をMuf Architecture/Artが再生

チェンバリン、パウエル&ボン(Chamberlin, Powell and Bon)が設計したロンドンのブルータリズム建築を代表する公営住宅「ゴールデン・レーン・エステート(Golden Lane Estate)」には、5歳未満の子どもは入れず使用頻度の低い、くぼんだ形状の公園があるそうだ。

ロンドン市からの委託を受けた建築設計事務所 Muf Architecture/Artは、この公園の再設計を手がけた。

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mufは地元の小学校の児童と協力して、子どもたちの遊び方を共同で調査。この若き共同研究者の結論は児童心理学者の最新の研究にかなり近いものだそうで、最終的な設計の段階では、ゴールデン・レーン・エステートの居住者にも意見を仰いだという。

新しく設計された公園は幼い利用者に幅広い遊びの可能性を提供するもので、隠れる場所が多かったり、即興の遊びができたり、ジャングルジムのようなものがあったり、滑り台があったり、みんなが集まる場所があったりと、さまざまなスペースを用意。

さまざまな色やテクスチャの段々になった石柱や腰かけ用の石を置くことで、こうした遊びの可能性が広がっている。子どもも親も、モダニズム建築の陰に隠れた宝石のような空間で楽しむことができ、楽しい遊びのわくわくするような可能性を一緒に探ることができるのだ。End