オリンパス、極細径上部消化管汎用ビデオスコープを発売
先端外径5.4㎜、明るく低ノイズなハイビジョン画質を実現

オリンパスは、低ノイズのハイビジョン画質を実現した極細径の上部消化管汎用スコープ「GIF-1200N」の販売を国内で開始した。

近年の内視鏡検査では、挿入時の苦痛軽減のために鼻からの挿入も可能な極細径内視鏡の需要が高まっているという。その一方で、内視鏡の細径化と高画質化の両立は高い技術を必要とするため、長年課題とされてきたそうだ。

そこで今回のGIF-1200Nは、新型CMOSイメージセンサーの搭載と、同社が培ってきた内視鏡組み立て技術により、先端外径5.4㎜の細さを維持しつつ、明るくノイズの少ないハイビジョン画質を実現。

さらに、新たな照明光学系を採用することで、管腔などの奥行きのあるシーンにおいて中遠景の明るさが向上し、視認性が良くなっている。

また、経鼻挿入時の苦痛の軽減と、経口挿入時でもストレスを感じにくい挿入性を実現するため、従来製品(GIF-XP290N)に比べて柔らかい挿入部を使用。全長にわたり柔らかくしながら、最適なコシを担保できる素材により、胃の先に続く十二指腸への挿入性も向上している。End