世界初の「光を通す金属調印刷」が登場
技光堂とkenmaによるインターフェイス事業「METALFACE」

印刷会社の技光堂とビジネスデザイン会社のkenmaは、光を透過する機能を持ち合わせた金属調印刷技術(特許申請中)を活用した、ITプロダクト向けのインターフェイス事業「METALFACE(メタルフェイス)」のプロトタイプとグラフィックを2019年5月22日(水)に発表した。6月1日(土)より順次注文受付開始する予定だ。

これは、技光堂が独自に開発した新技術「メタルフェイス印刷(立体視・金属調印刷)」を活用して、ITプロダクトの表面に金属調印刷を施すインターフェイス事業となるもの。

メタルフェイス印刷は、「透明な樹脂表面に対して本物の金属のように見え、光を透過する機能を持ち合わせた形で印刷する」世界で唯一無二の技術。金属調印刷はすでに存在していたが、「光を通す金属調印刷」はこれまでなかったそうだ。

また、金型を作成しないため、初期費用を安価に抑えることが可能。製品の軽量化、薄型化、着色ができ、印刷面が平滑なので表面汚濁はなく、金属のように腐食の心配もないとしている。

この技術で世界初の「金属が光を通しているように見えるプロダクト」を製作することも可能になる。今回、プロトタイプとして、カードリーダー、非接触充電器、ペンタブレット、ウエアラブルデバイス、時計、デジタルサイネージを披露した。End