NECと大阪府枚方市、ICTを活用した快適なまちづくりを目指し
スマート街路灯の実証を開始

▲イメージ図

NECは2021年3月16日(火)、大阪府枚方市と「スマート街路灯の実証実験に関する協定」を締結したことを発表した。

この協定は、枚方市が行政課題の解決を目指して取り組む公民連携活動の一環として締結されたもので、ICTを活用した快適なまちづくりの施策検討や、公共・産業分野でのデータ利活用を見据え、人の通行状況を計測する取り組みを進めることにしている。

取り組みの第1弾として、同日から枚方市のニッペパーク岡東中央(岡東中央公園)で、NECのスマート街路灯の実証を開始した。

このスマート街路灯には、LED照明・無線機・スピーカー・ネットワークカメラ・LCDサイネージが装備されており、ふれあい通り方向に向けたカメラで映像を撮影。これをNECソリューションイノベータの性別・年齢自動推定システム「FieldAnalyst」で解析する。

▲スマート街路灯イメージ図

日常の通行者の人数・属性(性別・年代)分析を行うほか、人流データによる来客予測に基づいた小売店のフードロス削減施策などに取り組むという。また、取得する映像データから個人が特定されることはなく、リアルタイムで自動解析後は映像データをすぐに削除するので、個人を特定するデータは保存されないとしている。

今後は、サイネージやスピーカーを活用した情報発信など、まちづくり施策の仮説検証を枚方市と連携して進めるそうだ。End