日本板硝子、ガラスに付着したウイルスの活性を低減
抗ウイルスガラスの簡易衝立キットを開発

日本板硝子は、光触媒の技術を活用した抗ウイルスガラス「ウイルスクリーン®」を使った簡易衝立キットを開発したことを発表した。

「ウイルスクリーン®」は、銅系化合物と酸化チタンの光触媒を組み合わせた抗ウイルスガラス。ガラスに付着したウイルスの活性を低減させる製品で、簡易衝立キットは商業施設のレジカウンター等での利用を想定しており、2020年9月頃の発売を予定している。

▲ウイルスクリーン®簡易衝立キット イメージ図

同製品は、客側には抗ウイルス膜、店員側には飛散防止フィルムを貼り付けており、来店者や店員の飛沫感染を防止するためのもので、ガラスに付着したウイルスの活性を低減させることができる。そのため、ガラス面を消毒する必要がなく、清掃時の感染リスクを低減することも可能だという。

店舗の環境に合わせて、幅90センチ×高さ110センチと幅100センチ×高さ175センチの2種類を用意。キットは現場で簡易的に組立できる構造で、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどのレジカウンターで感染を気にすることなく買い物ができることを目指している。End