タックピンを連想させる
Foster + Partnersのポータブルライト「Takku」

イギリスの建築設計事務所 Foster + Partnersは、イタリアの照明ブランド Artemide(アルテミデ)のために、低炭素のリサイクルアルミニウムでできたバッテリー式のポータブルライト「Takku」をデザインした。

ベッド脇に置いたり、テーブルに置いたりとプライベートな空間に落ち着いた明かりをもたらすだけでなく、ホームオフィスや屋内外の来客用など、さまざまな空間において時間の移ろいに合わせたレイアウトを楽しむことができる。

ベース部分はアルマイト処理したアルミ押出を採用。LEDの光は拡散板を施されたアルミシェードの内部で反射し、ベースの周囲に広がることで、空気のように軽やかな浮遊感を生み出してくれる。

また、明るさを調節するボタンはベースの目立たないところに配置。ベースはしっかりとした重さがあり、安定性と手触り感をもたらしている。1回の充電で最大32時間の連続使用ができる。

Foster + Partnersのインダストリアルデザインを統括するMike Hollandは、「Takkuは日本語のタックピンを連想して名づけました。その形状だけでなく、メモをくっつける画鋲のような持ち運びのしやすさもイメージしています」とコメントしている。End