建築事務所 Foster + Partnersが手がける自動車博物館
「Mullin Automotive Park」の設計案が公開

▲Image:© Foster + Partners

建築設計事務所 Foster + Partnersは、イギリスのエンストーン飛行場(Enstone Airfield)に建設される「Mullin Automotive Park」の設計案を公開した。アメリカ・カリフォルニア州にあるMullin Automotive Museumのイギリス版になるものである。

この案では、田園地帯の真ん中に世界規模の自動車博物館を建設することや、一部使用されなくなっている飛行場の修復、成長するクラシックカー・コレクターのコミュニティをサポートするための地元の雇用創出などが計画されている。

博物館は、前世紀の自動車の歴史だけでなく、未来のモビリティの移ろいゆく姿を図表にした継続的なコレクションも目指しており、自動車が私たちの生活に及ぼし、今後ももたらしつづける大きな影響を示すような知識、教育、優秀さの中心地になるとしている。

デザインは田舎の土地をイメージ。チケット売り場やカフェなどを備えたワークショップ型の建物群が入口にあり、ここから敷地の中心にある美しい景観に囲まれた美術館まで歩くことができる。

三日月形に配置された建物群である博物館に焦点を当てることで、敷地の大部分は緑豊かな公園として残される。館内にはコレクションカーが運転できる道路も特別に設置し、訪問者は没入型の体験が可能。また、愛好家がコレクションを間近に感じられる宿泊施設も用意するそうだ。End