Foster + Partnersとブライアン・アダムス財団がコラボ
ロンドン・Park Walk Primary Schoolの新校庭を設計

ロンドン西部にあるPark Walk Primary Schoolに新しい校庭が完成した。子どもたちが屋外で自由に遊べる場所を提供して、身体や精神、社会性や認識能力など、数多くのスキルの発達を促すのがねらいだ。

このプロジェクトには、Foster + Partnersのほか、歌手のブライアン・アダムスが主宰するブライアン・アダムス財団、運動場デザインを専門とするMade From Scratchが参画した。

グラウンドはL字型で、校舎に隣接。アクティブで体を使って遊べるエリアと、想像力豊かな遊びができる小さなエリアの2つに区分。前者には、スポーツ向けのニードルパンチカーペットを敷き、その下には衝撃吸収材を採用。平坦にすることで、さまざまなスポーツに対応できる。

敷地面積は狭く、中央の遊具に複数のレベルを設けることで、大人数での遊びも可能。オーク材を使ったネズミの巣穴のようなユニークな「ポッド」も美しく、校庭の象徴となっている。

また、想像力を育むエリアは、改装された図書館の隣にあり、ツリーハウスのような構造物、切り株のベンチ、おもちゃのキッチン、籠のようなポッドを備えた森林庭園で、静かな自然あふれる場所をイメージ。

2つのエリアは、カーブした木製トラックや壁沿いに作られた土手などのパルクールエリアで接続。飛んだり走ったりするエリアをできる限り増やしている。既存のプールを囲むようにステージを設けて、イベントも開催できるそうだ。End