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17時間前
センター棟外観(イメージ)
長野県軽井沢町の軽井沢プリンスホテルは、敷地内のイーストエリアおよびウエストエリアにあるコテージを大規模リニューアルし、「イーストエリア ヴィラ」を2027年5月に、「ウエストエリア ヴィラ」を2028年春以降順次に、開業することを発表した。
建築家 坂 茂が設計を担当する今回のリニューアルでは、プリンスグランドリゾート軽井沢の敷地内にある既存コテージの増改築と新築を実施する。新たなに登場するヴィラは、2~8名で利用できる計13タイプを展開。配棟間隔にはゆとりをもたせ、1棟あたりの床面積を拡張するなど、ゆったりとくつろげる空間を提供する。
センター棟内観(イメージ)
イーストエリア ヴィラ内観(イメージ)
イーストエリア ドッグヴィラ (イメージ)
軽井沢プリンスホテルスキー場に隣接する「イーストエリア」は、「ウエルネスな癒し『森の五感体験を記憶に残すOff Time』」をコンセプトに掲げる。既存コテージ97棟をヴィラ41棟(新築31棟、増改築10棟)へと刷新し、愛犬と一緒に食事が楽しめるレストラン、屋内ドッグラン、スパなどを完備するセンター棟を新設。全棟に温泉を配湯し、薪ストーブを設置する。
一方、「ウエストエリア」は、コンセプトを「アクティブな癒し『森の五感体験が想い出の始まり』」とし、既存コテージ136棟をヴィラ83棟(新築4棟、増改築79棟)へとバリューアップする。二世代・三世代のファミリー層に加え、ゴルファー、インバウンドなどのグループによる宿泊にも対応。浅間山の雄大な景色を望むヴィラを設置し、眺望のよいエリア最頂部には絶景を楽しめる大型ヴィラ4棟を新築する。
ウエストエリア 絶景のヴィラ外観 (イメージ)
ウエストエリア 絶景のヴィラ内観 (イメージ)
ウエストエリア ヴィラ内観 (イメージ)
同プロジェクトでは、環境への配慮から、増改築による既存コテージの再活用を積極的に推進。地形の特長を生かした配棟計画や細部へのこだわりなど、坂が手がける自然と調和したデザインを通じて、軽井沢の地で育んできた森を次世代につないでいくことを目指している。