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2025.08.29 12:54
茨城県常総市を拠点に建築家、古物商・鉄職人といった異分野のプロフェッショナルが集い、古民家のリノベーションや空き家の再生などを手がける新ブランド「問時(とうとき)」がこのほどローンチした。
近年、日本全国で空き家の増加が社会問題となる一方、貴重な古物や職人技もまた日々失われつつある。そこで同ブランドは、かつて人の手によって使い込まれ、今は役目を終えた「古物」や「空間」に着目。それらに「鉄」という素材を加え、空き家や古民家などに新たな命を吹き込もうとしているのだ。
「機能を問う(役目を終えたものの別の使い道を探る)」「素材を問う(経年変化や素材の表情を価値とする)」「環境を問う(閉鎖された空間から、地域や自然とつながる空間へ)」という3つの問いをコンセプトに掲げ、古道具を生かした空間コーディネート、茶室や茶道具といった日本文化に根ざした設えなど、現代にふさわしいかたちでの空間デザイン・ものづくりに取り組む。
メンバーは、小林佑輔(建築家、レ点設計代表)、古渡大(鉄工ブランド 十てつ主宰)、古渡勇気(古道具屋 るうぷたうん主宰)、佐竹永太郎(建築家・クリエイティブディレクター、STAR/有限会社エスティエイアールCEO)の4名。アップサイクルデザイン「工場のスツール」や茶席のための室礼「問時茶寮」など、それぞれの専門領域を生かしながら「問う」デザインを実践している。