地域に根差したオーベルジュ
「時地人 - JIJIJIN Matsuyama」が愛媛・砥部にオープン

山形県鶴岡市に本社を置くLOCAL RESORTSは、愛媛県砥部町にてオーベルジュ「時地人 − JIJIJIN Matsuyama(ジジジン マツヤマ)」を2025年9月8日(月)にリブランドオープンした。

同社は、日本各地で地域に根ざした資源を生かしたホテルづくりを展開し、観光を起点とした新しい交流のかたちを創出する企業である。これまでにも、「晴耕雨読の時を過ごす、田んぼに浮かぶホテル」をコンセプトとした鶴岡市の宿泊施設「ショウナイホテル スイデンテラス」などを手がけてきた。

今回は砥部町にて、「ため池百選」にも選ばれた通谷池(とおりたにいけ)を一望できる森に囲まれた立地にオーベルジュを開業。200年以上の歴史がある伝統工芸品「砥部焼」をはじめ、地元作家のアート、旬の食材、四季折々の自然など、同地に息づく多彩な魅力を五感で味わえる。

施設の名称には、これまでのホテルステイという枠を超え、宿泊者が砥部という土地で「時・地・人」を感じ、地域とつながるかけがえのない時間を過ごしてほしいという想いが込められている。

※「ため池百選」とは、2010年に農林水産省が農業用水の確保という役割に加え、歴史的価値、景観の美しさ、生物多様性への貢献、地域との深いつながりなど、優れた点を有する全国100箇所のため池を選定した取り組みである。

客室は、「VILLA MIZUNIWA」「MORI SUITE」「TOBE SUITE」の3タイプ・全10室。各室には砥部焼や地元作家の絵画、愛媛の職人が手がけた調度品を配し、砥部の風土を感じられる設えとした。全室に設けたテラスからは池の景観が楽しめ、バスルームでは移ろいゆく空の色や緑を映し込む静かな水鏡を間近に感じられるなど、開放感に包まれた癒しの時間を体験できる。

スパ

チャペル

ミーティング&イベントスペース

レストラン

エントランスには、スイデンテラスでも選書を担当したブックディレクター・幅允孝(BACH)が手がけるライブラリーを設置。木工作家・吉川和人による本棚をはじめ、山上新平の写真作品、市川岳人の木工作品、伊予の砥石を使ったインスタレーションなどが並び、空間にぬくもりと静かな余白を生み出している。End

時地人 – JIJIJIN Matsuyama

所在地
愛媛県伊予郡砥部町宮内1622-7
延床面積
2,463.6㎡
共用棟
RESTAURANT/LOUNGE・CHAPEL・SALON・FOYER・WEST ROOM/EAST ROOM(地上3階)
宿泊棟
GUEST ROOM・SPA(地上2階)
客室数
全10室
チェックイン
15:00~18:00
チェックアウト
12:00
VILLA MIZUNIWA
2室(80.8㎡)
MORI SUITE
2室(77.5㎡)
TOBE SUITE
6室(58.5㎡)
詳細
https://jijijin.com/