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21時間前

建築事務所MADによるインスタレーション「Breathing Cells」。
中国の建築事務所MAD Architectsが、韓国・ソウルで開催中の第5回ソウル建築・都市ビエンナーレ(SBAU)において、インスタレーション作品「Breathing Cells(呼吸する細胞)」を公開した。会場は松峴(ソンヒョン)グリーンプラザで、会期は11月18日まで。

本ビエンナーレの総監督を務めるトーマス・ヘザウィックに招かれて出展された本作は、建築外皮の未来像を探るものである。高さ4.8m、幅2.4mの柔らかな膜状構造は、インテリジェントシステムによって光と温度を感知し、開閉する。待機時には巨大なマットレスのような柔らかさと親しみやすさを漂わせる。

照明システムは中国・上海のオッペル・ライティングが担当。内部の光の調整とミスト噴霧装置を連動させることで、呼吸するような視覚効果を実現した。ミストは夏季に冷却効果をもたらし、周囲の植栽に潤いを与える。

MADの創設者である馬岩松(マ・ヤンソン)は「Breathing Cellsは、個人と都市環境との繊細な関係を探る試みです。各セルは都市における独立した存在を表し、光とミストのリズムは生命と都市の呼吸を象徴しています」と語る。![]()

MAD創設者・馬岩松(マ・ヤンソン)と「Breathing Cells」。
「Breathing Cells」第5回ソウル建築・都市ビエンナーレ 2025
- 会期
- 9月26日〜11月18日(毎日12時〜13時、19時〜20時に照明とミストが稼働)
- 会場
- 韓国・ソウル 松峴グリーンプラザ












