NEWS | アート / プロダクト
7時間前

Photo by Kagawa Kenji
香川県高松市を拠点に、庵治石を素材としたプロダクトを展開するAJI PROJECTが新たな試み「READY MADE+」を、南青山のInformationにて11月30日(日)まで開催中。石の加工過程で生まれる端材を彫刻として捉えたコレクション〈READY MADE〉を発展させたプロジェクトとなる。

Photo by Kagawa Kenji
今回コラボレーションしたのは、コクヨ YOHAK DESIGN STUDIOに所属するデザイナー、金井あきと佐々木 拓のユニット「KANAISASAKI」。端材の偶然生まれた形や重さからインスピレーションを受け、そこに意図的な線を重ねることで、新たなコレクションとして再構築した。

Photo by Kagawa Kenji
デザイナーの金井と佐々木は、「端材と製品の境界を曖昧にし、新たな視点を生み出す」というプロジェクトの方向性に応えるため、複数のアプローチで庵治石の価値を再発見する試みを行った。「端材を実際に見た際、自然にできた形と、人工的でありながら作為的ではない形状が並存する不思議な佇まいに心を引かれました。その佇まいをなぞるようにラインを入れたり、端材から新たに製材するかのようにラインを刻んでいきました」と語る。

もう一つのアプローチは、石の重さに着目したもの。同じ重さのアイテムに刻印を施すことで、価値のあり方そのものを見つめ直す試みだ。「庵治石は綺麗に加工されるととても高価ですが、端材になると価値を失ってしまう。重さを手がかりに、価値のあり方を見つめ直したい」とふたりは説明する。約50点のグラフィックが生まれたこのプロジェクトは、端材と製品のあいだにある豊かな可能性を映し出している。

展示作品はすべて一点もので、会期中に購入可能。決済は会場で行い、作品は会期終了後に届けられる。![]()
READY MADE+
- 会期
- 11月22日(土)-11月30日(日) 12:00 ‒ 19:00
- 会場
- Information
(東京都港区南青山 4-24-10 ボックスエイト 2F)












