NEWS | プロダクト
2025.12.09 17:50

Photos by Edvinas Bruzas at 凹/凸 by Q & Architecture
スコットランド出身の金工作家、キャスリーン・ライリーによる企画展「Uncovering Functionality ― 使えるを見つける」が、東京・渋谷の(PLACE) by methodにて12月14日(日)まで開催されている。本展は、燕三条での修行を経て生まれたナイフ「Oku」のロンドンでのローンチ1周年を記念するもの。「Oku」は、日本の伝統的な食卓の配膳から着想を得ており、独特の折れ曲がった形状がテーブル上のさまざまなモノとの新たな関係性をつくりだす。

会場には「Oku」のほかにも、ソルトピッグやティーポットなど、日々の所作に寄り添うイギリスの工芸品が並ぶ。さらに、丁寧につくられた道具類が私たちの暮らしにどのような豊かさをもたらすのか、日常では見過ごされがちな道具の親密さに焦点を当てた映像作品も上映されている。
また、向かいのスペースCIRCLEでは、イギリスと日本の文化をつなぐ活動をするTANAのキュレーションにより集められた英国クラフトやデザインプロダクト、日本の古材家具などに触れられるスペースも展開されており、異なる文化や素材へのまなざしが交差する場が立ち上がっている。

本展は、「使える」という当たり前の行為にあらためて光を当て、私たちの生活と道具の関係性を静かに更新する機会となるだろう。![]()
「Uncovering Functionality – 使えるを見つける-」
- 会期
- 2025年12月4日(木)~12月14日(日)12:00~19:00
- 会場
- (PLACE) by method、CIRCLE
東京都渋谷区東1-3-1 カミニート#14、#16 - 主催
- Kathleen Reilly 、method Inc.
- ディレクション、キュレーション
- Paz Castro
- 映像
- ネメス リヨ
- 音楽
- 斉藤 尋己
- 助成
- アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]、 ブリティッシュ・カウンシル、クリエイティブ・スコットランド、グレイトブリテン・ササカワ財団
- 詳細
- https://placebymethod.com












