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3時間前

ノルウェーの建築設計事務所であるスノヘッタが設計を手がける上海グランドオペラハウスが、上海・浦東世博文化公園の黄浦江沿いに2026年後半開館予定である。国際設計競技で選出された案をもとに、建築・景観・インテリア・グラフィックデザインまでを包括的に構成。設計は上海の設計事務所である華東建築設計研究院(ECADI)と協働で進められている。オペラや中国伝統戯曲、クラシック音楽から実験的なパフォーマンスまで、多様な観客層を想定した文化空間として構想されている。


建築の最大の特徴は、波打つ大屋根にある。中国の折りたたみ扇を想起させるフォルムが、建築全体に動きのある表情を与えている。この扇形モチーフは外装にとどまらず、大ホールやロビーへと連続的に展開し、空間全体に統一感をもたらしている。段状に立ち上がる屋根はそのまま歩行可能な動線となり、常時開放の屋上広場へ導く構成だ。スノヘッタ創業者ヒェティル・トレーダル・トルセンは、ノルウェー国立オペラや釜山オペラハウスなどこれまでの公演施設設計で培った知見と経験が凝縮されたプロジェクトだと述べている。


2,000席規模の大劇場のほか、中規模・小規模のホールを含む複数の演奏空間、レストラン、ギャラリー、教育センターなどを備え、日常的な文化交流の場としても機能する。黄浦江沿いの新たな文化拠点として、若い世代を含む幅広い観客層を取り込む試みとしても位置づけられている。![]()












