NEWS | AXISギャラリー
2010.01.27 15:40
東京・六本木のAXISギャラリーでは1月31日(日)まで、6人の新人アーティストやデザイナーによる造形展を開催しています(入場無料)。展覧会のテーマは「幸せな時」です。
出展作家の6名は「眞田塾」の塾生たち。眞田塾とは、現在カナダ大使館で催されている「カウチン・センタープロジェクト×眞田岳彦 神話の衣服展」を手がける衣服造形家の眞田岳彦氏が主宰する私塾。次世代のアーティストやデザイナーの育成を目的としています。AXISギャラリーを会場に2003年から毎年、異なるテーマを設けて作品発表が行われてきました。
関 美来さんは、しわ(痕跡)というテーマで幸せについて考えました。ひとりの家族が去った後、家に残されたしわ。畳、柿渋、顔料、布といった素材で、新たに刻まれていく幸せの痕跡を表現しています。
山中周子さんは、生まれ育った土地の言葉を作品タイトルに。大事に育てられてきたからこそ、自分も何かを大切にしたい。祖母の畑で綿花を栽培し、紡いで、編み、畑の土で染めて立像を制作しました。
1月30日(土)14:00からは展覧会場で「Happy tea time」と題して、出品者たちとの対話が楽しめるティーパーティーを企画しました。こちらも入場無料。予約不要ですので、お気軽にお越しください。
本展の魅力の1つは、作品解説パネル。テーマの「幸せな時」について試行錯誤し、作品の形に辿り着くまでの歩みを出品者と共有できます。