ホンダデザインのリアル

増刊号

ホンダデザインのリアル

2020年4月に、四輪と二輪、ライフクリエーションの各事業のデザイン部門がひとつになることで新設されたホンダデザインセンター。社会がすさまじく変化している今、「チャレンジャーとしてのホンダ」を取り戻すため、デザインの力を結集。再び「ホンダって面白い」といわれる存在になるべく、新たな挑戦に踏み出した。本書では、気鋭の若手デザイナーたちをはじめ、さまざまな場面で活躍するホンダデザイナーたちの姿を通して、ホンダデザインの未来像を語ります。

増刊号2021年06月28日 発売
定価:1,000円

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011

ホンダデザイナーのリアルな想い1

ワイガヤ精神で自由に語る
オモチャ箱みたいな世界観がホンダのアイデンティティ

ホンダデザインの最前線で活躍する若手デザイナーたちが、思いつくまま自由に語り合うワイガヤ形式※1のインタビュー。ここでのテーマは、ずばり「ホンダのものづくり」。彼らは日々どのようなことを考え、悩みながらデザインをしているのか。社会や生活、モビリティ、そしてホンダのあり方について、忌憚のないリアルな意見が飛び交った。

ワイガヤ精神で自由に語る<br/>オモチャ箱みたいな世界観がホンダのアイデンティティ

018

デザインからコミュニケーション、セールスまでを視野に バーチャルリアリティの最新の取り組み

バーチャルリアリティ(VR)は、文字通り、現実空間のようなリアリティに満ちた環境をコンピュータによって仮想的に構築し、その中で現実と同等、あるいはそれを超えるようなシュミレーションを行えるようにする技術だ。ホンダは、これを自動車やモーターサイクル、ライフクエリエーション領域のデザインプロセスに組み込み、カラーリングのシミュレーションやディテールの確認作業に使いつつ、さらなる可能性を探っている。

デザインからコミュニケーション、セールスまでを視野に バーチャルリアリティの最新の取り組み

022

ホンダデザイン×ゲスト×参加者”知的交配”が生み出す刺激

本田技術研究所デザインセンターが主催する、社内だけでなく一般の人も参加できるトークイベントがある。その名も「知的交配」。社外の識者や起業家らを招き、ホンダ社員と対談するというものだ。もともと社内デザイナーによる発案で2018年から始まったイベントは、熱心な参加者も増え、2021年からは新たな展開を見せている。

ホンダデザイン×ゲスト×参加者”知的交配”が生み出す刺激

026

インタビュー

Honda eをデザインするまで –デザイナーたちが語る裏話

2020 年に登場したホンダ初の量産EV「Honda e」。エクステリア、インテリア、CMF を担当したデザイナーたちに、北欧リサーチで考えたこと、目指したクルマの姿、それぞれのHonda e のこだわりについて存分に語ってもらった。

Honda eをデザインするまで –デザイナーたちが語る裏話

032

ASIMOから車いすレーサーまで
目指すのは、世界に最高の笑顔を届けること

本田技術研究所デザインセンターのライフクリエーションデザイン開発室は、人の生活・人生に寄り添い、人それぞれの素敵な世界を創る「LIFE Design」を行っている。ここではロボットや車いすレーサーの研究開発を続けるデザイナーの輿石 健に、プロジェクトに対する想いを聞いた。

ASIMOから車いすレーサーまで<br/>目指すのは、世界に最高の笑顔を届けること

036

全ての乗り物好きのために
そこに仕事と趣味の境界はない

ミニカーの「トミカ」にプラモデルの「タミヤ」。子どもから大人まで乗り物好きを魅了し続けるプロダクトブランドであり、ホビーの世界ならではのこだわりや情熱が詰め込まれている。ホンダで本物の乗り物を開発するメンバーが、仕事や趣味の垣根を超えて玩具メーカーとコラボレーション。かたちは違っても「ユーザーに喜んでもらいたい」という気持ちは同じだ。

全ての乗り物好きのために<br/>そこに仕事と趣味の境界はない

040

ホンダデザイナーのリアルな想い2

若者のノリを大事にする会社 ボトムアップがホンダらしさの源

ホンダデザインの最前線で活躍する若手デザイナーたちが、思いつくまま自由に語り合うワイガヤ形式のインタビュー。ここでのテーマは、「ホンダらしさとは何か?」。業務以外で本格的に打ち込む自主提案や、開発中のクルマに仕掛ける遊び心、最初はノリでも真剣に取り組むこと、だからこそ背負うデザイナーの責任……。それぞれが本音で語る

若者のノリを大事にする会社 ボトムアップがホンダらしさの源

045

世界に広がるホンダデザインのネットワーク

世界14カ所に拠点を持つホンダデザイン、それ俺の市場にと対応しつつ、日本のホンダデザインセンターを中心に各拠点が連携するコことで、国や地域をまたぎ、かつ従来の常識にとらわれないデザイン開発に挑んでいる。ここでは、中国、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、ブラジルのメンバーに、それぞれの市場やホンダデザインの活動などについて聞いた。

世界に広がるホンダデザインのネットワーク

060

ホンダデザイナーのリアルな想い3

バカで真面目?
したたかにチャレンジするのが今のリアル

ホンダデザインの最前線で活躍する若手デザイナーたちが、思いつくまま自由に語りつくすワイガヤ形式のインタビュー。ここでの当初のテーマは「バカでいいじゃないか!」だった。ところがメンバーからは「そのタイトルには世代ギャップを感じる」と厳しい意見が。では、今の世代のリアルとは何か? こころゆくまで語ってもらった。

バカで真面目?<br/>したたかにチャレンジするのが今のリアル

065

コラム

オリジナルギフト「VTEC Cam コマ」

1980年代に「新時代のエンジン」として開発されたVTEC。ホンダの革新技術として四輪はもちろん、二輪、船外機にも使われているホンダエンジンのアイコンともいえる存在だ。これをモチーフにしたオリジナルギフトが「VTEC Cam コマ」。

オリジナルギフト「VTEC Cam コマ」

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世界で見つけた才能をホンダイズムで育てるインターン活動

ホンダは、日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国など各拠点においてデザイン系の教育機関と連携したデザイナーのタマゴのためのインターン活動を行なっており、各地の精鋭達の中の、さらにトップクラスの実力を持つ学生達の雇用につなげている。ここでは、地域別の採用担当者にリクルーティングの実際を語ってもらった。

世界で見つけた才能をホンダイズムで育てるインターン活動

070

ホンダの車をとことん楽しむカスタムの世界

2021年ヴァーチャルオートサロンで発表されたホンダおよびホンダアクセスのカスタムカー。若手のデザイナーたちが本気で取り組み、同世代に向けて新しいライフスタイルやクルマの楽しみ方を提案する。

ホンダの車をとことん楽しむカスタムの世界

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インタビュー 南 俊叙(本田技術研究所 デザインセンター センター長)

ホンダデザインがチャレンジャーであり続けるために

CASE (Connected, Autonomous/Automated, Shared, Electric) をはじめ、激動するモビリティの世界。チャレンジしつづけることでヒットを生み出し、成長を遂げてきたホンダのデザインに今求められていることは何か?2020年4月に新設されたデザインセンター、南 俊叙センター長に設立の意図やこれからの展望について聞いた。

ホンダデザインがチャレンジャーであり続けるために

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