捨てないためのデザイン

特集

捨てないためのデザイン

日々のゴミを減らし、環境負荷の少ない循環型社会の実現を目指す動きが世界で加速しています。その一方で、廃棄物の削減にはいくつもの問題が複雑に絡み合い、個人でできることの限界を感じる人も少なくないかもしれません。
本号では廃棄物にまつわる歴史を振り返りながら、その解決に向けて立ち上がった起業家やデザイナーらの取り組みや考え方を追いました。私たちが次なる一歩を踏み出すときの後押しになることを願って。

Vol.2042020年02月29日 発売
定価:1,800円
表紙:表紙写真 久家靖秀
撮影協力 株式会社ノウ

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020

ゴミという言葉がいらなくなる日まで

人類の誕生とともに生まれたゴミとその問題。人とゴミの関係、人とゴミをめぐる問題は、くんずほぐれつ、太く長く多様に続いている。古代から現代に至るまで、ゴミについておさらいしてみよう。

ゴミという言葉がいらなくなる日まで

024

廃棄物を出さない循環サイクルで人とメーカーをつなぐテラサイクル

創業以来、さまざまなリサイクルやリユース事業を手がけてきたテラサイクル。同社が展開する持続可能なショッピングシステム「Loop(ループ)」が注目を集めている。廃棄物のリサイクルやリユースの手法、そしてゴミを出さない未来の購買体験について、トム・ザッキーCEOに尋ねた。

廃棄物を出さない循環サイクルで人とメーカーをつなぐテラサイクル

028

牛糞から生み出した新素材「メスティック」が畜産農家を救う

ジャイラ・エサディはオランダ・アイントホーフェンにあるバイオアート・ラボラトリーズのディレクター。同ラボが牛糞から生み出した新素材「メスティック」は、社会実装を目指して畜産のシステムまで変えようとしている。廃棄物問題に一石を投じるのは、素材開発にとどまらないソーシャルな起業家精神と言えるのではないだろうか。

牛糞から生み出した新素材「メスティック」が畜産農家を救う

032

「ゲットオンボード:リデュース リユース リシンク」展から始まるプリーストマングードの旅

毎年、旅客機から推定570万トンの廃棄物が発生する。その内容は、使い捨てプラスチックからアメニティキット、イヤホン、食品廃棄物に至るまでさまざまだ。20年間にわたり航空業界におけるインダストリアルデザインのトップを走り続ける英国のプリーストマングードは、航空会社およびその乗客と協力して、空の旅に起因する廃棄物の不満に対して、解決策に取り組んだ。

「ゲットオンボード:リデュース リユース リシンク」展から始まるプリーストマングードの旅

036

スノヘッタが再生プラスチックに挑んだ「プラスト」

「プラスト」は、オスロを拠点にする建築設計事務所スノヘッタによる再生プラスチックのプロジェクト。この過程で制作された2本の映像は、建築家自らが手を動かして研究する様を描いた第1フェーズ、漁網から椅子を製作する叙情的なストーリーの第2フェーズへと続く。彼らがプラストに込めた想いとは。

スノヘッタが再生プラスチックに挑んだ「プラスト」

040

世界各地の減らす努力。企業とデザイナーのリデュースへの取り組み

リデュースへの取り組みとして、まず消費者の「買いすぎない」「ものを長く使う、使い切る」という日頃の姿勢があるだろう。一方で、ものをつくったり売ったりする生産者、事業者側にも「減らす努力」は多分に求められている。世界各地で実施されている、その具体的な取り組みとは?

世界各地の減らす努力。企業とデザイナーのリデュースへの取り組み

046

マテリアルからサーキュラーエコノミーへ、デザイナーに求められるビジョン

マテリアルはエンジニアとデザイナーを結びつけ、サーキュラーエコノミーはサスティナビリティとビジネスモデルの両立を可能にする。その現状をマテリアルコネクション東京の吉川久美子とサーキュラーエコノミー・ジャパンの中石和良に聞いた。

マテリアルからサーキュラーエコノミーへ、デザイナーに求められるビジョン

050

環境問題に一石を投じる、松山祥樹のデザインアプローチ

2019年に開催されたクリエイティブの祭典「AnyTokyo(エニートーキョー)」。プロダクトデザイナーの松山祥樹は、テクノロジーを上書きするアプローチとは異なる手法で、家電をモチーフに「ヴェスティージ(痕跡)」という作品を出展した。現在は、サーキュラーエコノミーの課題にも取り組む松山に、環境問題とデザイナーとの関わりについて話を聞いた。

環境問題に一石を投じる、松山祥樹のデザインアプローチ

053

求められるのは具体的な解決策と長期的なビジョン―フォルマファンタズマとGEOデザイン

若手デザイナーが廃棄物問題に対してさまざまな側面からリサーチ、提案した「GEOーデザイン:ジャンク すべては溶けてゴミとなる」は、2019年10月末にオランダで開かれたエキシビション。主催したデザイン・アカデミー・アイントホーフェンでは、今年9月にGEOデザインの修士コースが立ち上がる。担当教授を務めるのはフォルマファンタズマのアンドレア・トリマルキとシモーネ・ファルジン。ここではフォルマファンタズマのふたりに、エキシビションや新コースの意図、また廃棄物への向き合い方を尋ねた。

求められるのは具体的な解決策と長期的なビジョン―フォルマファンタズマとGEOデザイン

006

Close-Up

WEST EXPRESS 銀河

061

LEADERS

片岡真実(森美術館館長)

068

Sci Tech File

生きてはいないが生き物らしい 人工細胞で迫る生命の謎

076

INSIGHT

スロベニアデザインビエンナーレBIOが考察した「コモンナレッジ」

082

INSIGHT

役に立たないかもしれない菓子と木工が問う「価値」

088

INSIGHT

サブサハラ・アフリカ4都市を巡るクリエイティブ・コマースの現在

096

INSIGHT

17歳が描く、タネの未来をデザインする方法

102

INSIGHT

トヨタがゼロからつくる街、「Woven City」が描く未来

108

田川欣哉のBTCトークジャム

ゲスト: 齋藤精一(クリエイティブディレクター)

114

クリエイターズナビ

ドミニック・ウィルコックス、NHビレッジ建築設計事務所、伊藤陽子、編み物☆堀ノ内、八木 彩

120

& DESIGN

君島佐和子(フード)、大根田 杏(ファッション)、太田睦子(アート)、長谷川敦士(ビジネス)、土田貴宏(インテリア)

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