香港のビジネス・オブ・デザイン・ウィーク（BODW）2009のフォーラムが12月3日スタートしました。オープニングセレモニーには、香港政府やデザイン関係者をはじめ、今年のパートナー国フランスからも多数の政府関係者が参加。すでに11月30日からBODWはさまざまイベントとともに動き出していますが、フォーラムはその中心となるイベント。12月5日まで続きます。

フランスのテーマは「France Forward」。最新のデザインコンセプトや技術を集めた「INNO DESIGN TECH EXPO」の会場でも、フランスパビリオンの存在感は随一。現在のフランスデザインの実力をアジア、いや中国に示そうという強い意気込みが感じられます。

フォーラム初日にはフランスのプロダクトデザイナー、マタリ・クラッセらがスピーカーとして登場。この後もジャン・ヌーベル、伊東豊雄、三木 健など、多様な分野の多様な人々がプレゼンテーションを行います。

INNO DESIGN TECH EXPOの会場では、フランスだけでなく、地元の若手デザイナーたちの作品やデザイン大学の活動にも注目が集まっていました。アジアのデザインハブとしての存在感を増す香港。その高い実力の一端を垣間見ることができます。

2010年のパートナー国は日本。12月5日の最終日には来年に向けたプレゼンテーションが行われます。その模様やBODWの詳細は、後ほどAXIS誌とWebマガジン「AXIS」で紹介していきます。