AXIS 143号 12月28日発売です。

カバーインタビューは「サム・ヘクト」かつてIDEOに所属し、2002年にインダストリアル・ファシリティを設立。現在は無印良品をはじめ、世界の数多くのクライアントとプロジェクトを行っています。今回のインタビューのキーワードは「ランドスケープ・センタード・デザイン」。よく言われる「ヒューマン・センタード・デザイン」とは対照的な考え方です。

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特集は「2030年 EVで変わる社会とクルマ」
「電気自動車元年」とも言われた2009年、環境対策とともに、世界的不況下の新たな産業革命としても期待されるEV(電気自動車)。石油燃料ゼロ、CO2排出ゼロ、騒音少なく、自動車業界だけでなく異業種の参入も可能……。まるで明日にでもEVの世の中がやってきて、幸せな未来が到来しそうな勢いだが、果たしてどうか?

「エリーカ」の開発で知られる慶應義塾大学環境情報学部の清水 浩教授をはじめ、日産自動車、フォルクスワーゲン、メディアラボ スマートシティ・グループによる「シティーカー」などを紹介します。

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匠のかたち「マツダのロータリーエンジン」
1588年に理論が構築され、1959年に実用化されたロータリーエンジン。その量産化に世界で唯一成功したマツダの工場を訪ねました。

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オピニオン「向井周太郎」
武蔵野美術大学での基礎デザイン学科の起案・設立をはじめ、いち早く分野横断的な人材育成とデザイン教育のあり方を提唱してきた武蔵野美術大学名誉教授の向井周太郎氏。今改めてデザインの意味と役割を語っていただきました。

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トピックス「バンクーバー冬季五輪に向けた日本リュージュチームの新型そり」
さまざまな道具が使用されるウィンタースポーツのなかでも、人が道具と一体となる滑走フォームに特色があるリュージュ。来る2月のバンクーバー冬季五輪を目指し、日本リュージュチームが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)らと進める新型そりの開発をレポート。

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トピックス「ソットサスのデザインを蘇らせる」
1997年にエットレ・ソットサスがイッセイ ミヤケ パルファムのためにデザインした香水ボトル。長い間製品化されることのなかった巨匠のデザインは、いかにして蘇ったのか?

その他連載
ザ・プロトタイプ「ホンダ汎用エンジンのスタイリングスタディ」
本づくし「松下 計/堀井秀之/平野敬子/深澤直人」
モラルの土木「みんな道路 安全な道は誰がつくる」
最終回 未来技術報告「昆虫の筋肉を使ったロバストなバイオアクチュエータ」
優しき生の耕人たち「轆轤とノート」
産学共同の正しいやり方「首都大学東京と島津製作所の電子天秤のデザイン」

その他トピックス
アルチザンの復権「三保谷硝子店 101年目の試作展
アンカーズラボのやり方
デトロイトの未来を創造する カレッジ・フォー・クリエイティブ・スタディーズの取り組み
オートモーティブ・デザイナーズナイト東京2009