「第13回文化庁メディア芸術祭」受賞作品展

第13回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展が2月14日まで東京・六本木の国立新美術館で開催されています。

世界54の国と地域の2,592点から選ばれた受賞作品と審査委員会推薦作品をあわせた約180点を展示。実際に触れて体験できるインタラクティブなアート作品やゲームから、アニメーションの絵コンテ、マンガの原画などまで、多様な作品が楽しませてくれます。

ここでは、会場でとても気になったアート作品をいくつか動画で紹介。上の映像は、アート部門優秀賞の「Nemo Observatorium」(Lawrence Malstaf)。白い微粒子が巨大透明シリンダーの中を舞う……、という詳しい説明は置いておいて、ぜひ実地に体験してください。ちなみにシリンダーの中からの映像は次のような感じ。

さらに続けましょう。まずはアート部門審査委員会推薦作品の「Texmoca」(関根雅人/黒田杏子)。規則的に配置された多数のヒーターから発生する煙の流れが、緩やかに幾何学的な模様を形成します。

続いて、同じくアート部門審査委員会推薦作品の「Box2」(Nika Oblak / Primoz Novak)。

これもアート部門審査委員会推薦作品の「べアリング・グロッケン II」(川瀬浩介)。ベアリングに用いられる鋼球によって、鉄琴(グロッケン)を自動演奏させる楽器。

そしてアート部門優秀賞の「Braun Tube Jazz Band」(和田 永)。ブラウン管テレビとパソコン制御したビデオデッキを音階の数並べ、ガムラン打楽器セットを製作。作者自らの楽しい演奏の時間もあります。

まだまだあります。ぜひ展覧会場までどうぞ!