来たる6月6日（木）〜8日（土）まで、AXIS GALLERY SYMPOSIAにおいて、「デザインウエーブ23年間の軌跡と展望」展が開かれる。
「デザインウエーブイン富山」とは、富山県総合デザインセンターが中心となって、1990年に活動を開始した産業活性化プログラム。「富山プロダクトデザインコンペティション」の主催者といったほうがわかりやすいかもしれないが、ほかにも「ガラスとメタルのワークショップ」を開いたり、セミナーや展示会を催すなどして、県内の中小企業とデザイナーを結びつけ、目に見える成果を上げている。コンペから生まれた商品が実に多いのも特徴だ。
▲ セミナーと展示交流会より。20年間で延べ4,000人を超えるデザイナーとのネットワークを築いたという
▲ 「ガラスとメタルのワークショップ」より
東京で開く「デザインウエーブ23年間の軌跡と展望」は、今年20周年を迎える「富山プロダクトデザインコンペティション」を記念して、母体である「デザインウエーブイン富山」の23年間を振り返るもの。
展覧会では、テキストや写真はもちろんのこと、数々のモックアップやプロダクトを紹介。6月7日（金）には、秋田道夫氏、佐藤康三氏、橋田規子氏、近藤康夫氏、磯野梨影氏ら、8日（土）には、小林幹也氏、名児耶秀美氏、大治将典氏、二上利博氏らを招いたフォーラムを開催する。
「富山で育てる、つぎのデザイン」を合言葉に、これからのあり方を探り、より広くアピールすることが狙いだ。
▲ 2008年「ガラスとメタルのワークショップ」を通じて誕生した作品「粋、三日月、日食」
デザイン：大治将典 商品化：株式会社二上
「富山プロダクトデザインコンペティション20周年記念 デザインウエーブ23年間の軌跡と展望」
日時 6月6日（木）〜8日（土）11:00〜20:00
6日は15:00〜、8日は18:00まで
6日18:00〜20:00はオープニングパーティー
会場 AXIS GALLERY SYMPOSIA
東京都港区六本木5-17-1 アクシスビルB1F
監修 富山県総合デザインセンター
企画・制作 株式会社TRUNK
■連続フォーラム■
6月7日（金）
FORUM1 17:00-18:00
「デザインウエーブがGマークを獲得するまで〜富山とデザインの23年間の歩み」
講師：秋田道夫氏（デザイナー）、佐藤康三氏（デザイナー）、橋田規子氏（デザイナー）、
大矢寿雄（富山県総合デザインセンター所長）
FORUM2 18:15-19:15
「メタルとガラスのワークショップが大きな成果を上げている理由 〜富山の素材と技を知るデザイナー実地研修〜」
講師：近藤康夫氏（デザイナー）、磯野梨影氏（デザイナー）、
平野尊治（富山県総合デザインセンター職員）
6月8日（土）
FORUM3 14:30-15:30
「富山プロダクトデザインコンペティションと商品化の取組」
講師：小林幹也氏（デザイナー）、名児耶秀美氏（アッシュコンセプト株式会社代表取締役）、
堂本拓哉（富山県総合デザインセンター職員）
FORUM4 15:45-16:45
「デザイナーと地元企業をつなげる富山モデルの創出と世界市場」
講師：大治将典氏（デザイナー）、二上利博氏（株式会社二上代表取締役）、
吉田絵美（富山県総合デザインセンター職員）
＊各回ともモデレータは桐山登士樹氏（富山県総合デザインセンター デザインディレクター）
■フォーラムお申込方法■
参加費無料、定員各45 名
ご予約はこちらへ nishinakagawa.trunk@nifty.com
・メール予約のみ。予約確定後、ご返信を差し上げます。（受付は6月5日20:00締切)
・メール本文に、氏名、人数（複数でご参加の場合は、全員の氏名）、電話番号をご明記ください。
・フォーラムは、7 日に1と2が連続で、8 日に3と4が連続で開催されます。
両日とも連続で聴講できる方を優先的に受付させていただきます。
▲ 2007年コンペ提案作品「Lotus」
デザイン：磯野梨影 商品化：株式会社能作
▲ 2008年とやまデザイン賞受賞作品「Tate Otama」
デザイン：小林幹也 商品化：アッシュコンセプト株式会社
＊巻頭の写真は、2011年とやまデザイン賞受賞作品「collinette.」 デザイン：松山祥樹 商品化：株式会社ナガエ
