ナレッジキャピタル内の喫茶店研究所?
「CAFE Lab.」をレポート

食欲の秋! 朝晩肌寒くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。ナレッジキャピタルには、コーヒーや紅茶を飲みながらランチを食べたり、夜ににはディナーも食べることができるお洒落な「カフェ」、「知的創造拠点」にあるからこそ、一味違ったカフェがあります。それを、今回は探っていきたいと思います。

ナレッジキャピタルと「The Lab.世界一研究所」の玄関口にあるのが、今回ご紹介する「CAFE Lab.」です。CAFE Lab.は、食事をしながら電子書籍とリアル書籍を読めてしまう、欲張りなスペースで、ナレッジキャピタルと大日本印刷、プロントの3社のコラボレーションによるコミュニケーションカフェです。電子書籍が読めるタブレットと、リアル書籍が置いてあり、食事中にお気に入りの書籍を読むことができます。

一人用のカウンター席から、友達や家族と楽しめるソファ席までいろんな席をご用意しています。店の奥にはエキシビションスペースがあり、定期的にさまざまなイベントやワークショップが開催されています。例えば、サイエンスカフェが開催されることもあります。サイエンスカフェと聞いても、あまりピンとこない方も多いのではないでしょうか。これはヨーロッパで行われたのが始まりとされ、カフェのような雰囲気のなかでコーヒーや紅茶を片手に、気軽に市民と科学者が語り合う場。科学者が一方的に話す講演会とは違い、市民も一緒に考えながら科学を深く理解していこうというものです。

写真はCAFE Lab.でのサイエンスカフェの模様です。大学教授をゲストにお招きし、研究などについて語り合う会。テーブルの上にはドリンク。なんだかラフな感じで気軽に提案や質問ができそうですよね。

9月12日(金)〜11月26日(水)まで、万博記念公園内にある国立民族学博物館とナレッジキャピタルの共催講座の第1弾として、「イメージの力をさぐる」全6講座を開催しています。「イメージ力」をテーマにして、国立民族学博物館の6人の研究者に、民族学・文化人類学の魅力について語っていただきます。

次回10月15日(水)は第3回の講座で、「人類の美の追求―ガラスビーズと鳥の羽の世界」です。鳥の羽や真珠といった、自然素材を使用した装飾品を身に着ける人類の美に対する謎に迫ります。さらに10月26日(日)には、国立民族学博物館ツアーも開催予定。実際に国立民族学博物館に行って、約600点の展示品を見ながら、イメージとたわむれたり、見えないもののイメージをしてみたりして、人類の生み出すイメージ力を体感してみてはいかがでしょうか。

CAFE Lab.は、人と人、人と本、人と情報が出会える、交流の場所。なんだか素敵な出会いがありそうで、わくわくします。さて、ここでふと素朴な疑問が……。CAFE Lab.の棚には、何冊の書籍があるのだろう? ということで、数えちゃいました! なんと293冊も書籍が置いてありました。でも常に同じ本の数ではないのです。秘密の本棚から定期的に本を入れ替えています。棚には雑誌から文庫本まで幅広いジャンルの書籍が並んでおり、イベントによって読める書籍も変わってくるので、そちらも要チェックです。

テーブルに設置されたタブレットには約100冊の電子書籍が入っていて、最新の書籍がなんと無料で読めます。毎日来ても、毎日違う時間が過ごせるCAFE Lab.に、ぜひお越しください!

この連載は、ナレッジキャピタルのコミュニケーターの皆さんに、ナレッジキャピタルとその周辺についてのさまざまな話題を提供していただきます。