東京ミッドタウン
「スワリの森」の鈴木康広さんのベンチ

10月17日(金)〜11月3日(月)まで開催されている「東京ミッドタウン デザインタッチ」。その催しの1つ「スワリの森」に、本誌で「まばたきの記憶」を連載中の鈴木康広さんのベンチがありました。17日には鈴木さんの姿も。

「スワリの森」は、「デザイン×科学で生まれた楽しいイスたち。」をミッドタウン・ガーデン・芝生広場に点在させた展示。アーティストの鈴木康広さんのほか、プロダクトデザイナーの鈴木啓太さん、建築家の大西麻貴+百田有希/o+hさんらが参加しています。

鈴木さんの「日本列島のベンチ」は、ゆるやかに弧を描いた日本列島から、地球の丸さを体感できるベンチ。会期初日に佇んでいた鈴木さんも、東京にいる自分が垂直に立つとき、どれだけ他の地域が傾いているか、改めて確認していたのかもしれません。

ただ、屋外での展示のためか、どの椅子が誰の作品なのか、パッと見ただけではわからないかもしれません(作品説明のカードが、ところどころに置いてあります)。作品として眺めるのではなく、実際に座って楽しんでほしいという意図だと思いますが、そのとおりに初日からさまざまな人が訪れ、座っている姿がありました。

▲ 新聞紙とガムテープだけでできている、アーティスト関口光太郎さんによる「紙の動物イス」