「超」学校シリーズ
「大阪芸術大学デザイン学科 × ナレッジキャピタル グラフィックデザイナーのアタマのなか」第一回レポート

今年も残すところわずかとなり、年末の雰囲気が街を覆っています。コミュニケーターはといえば、もちろんクリスマスも大晦日も、ナレッジキャピタルで活動しています。さて、「生涯学習」という言葉をご存知ですか? 実は、今年はこの言葉が生まれてちょうど50年になると言われています。しかし、生涯学習が良いことだとは思っても、実践するとなると、どうも力んで疲れちゃって……とか、そもそも、どうすれば学び続けられるのだろう?という方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなあなたにぜひおすすめしたい、ナレッジキャピタル「超」学校シリーズをご紹介します。

「もう知ってるわ!」とおっしゃる方もいるかもしれません。実は、最近なかなか予約がとりにくくなっているほど人気で、ここで紹介すると、リピーターの方からはさらに予約が取れなくなると怒られてしまいそうですが、あえてご紹介したいと思います。「超」学校シリーズについては、春にも一度ご紹介しています。ぜひコチラも併せてお読みください。

今回ご紹介する「超」学校シリーズは、「グラフィックデザイナーのアタマのなか」というタイトルで、大阪芸術大学デザイン学科の先生方にご登壇いただきます。昨今よく耳にする「デザインシンキング」という手法がありますが、その言葉が出てくる以前から活動していたデザイナーは、どう物事を捉え、どう理解し、どう組み立ててカタチにしていくのか? それらを紐解いていこうというのが今回の趣旨です。

登壇予定の先生は、現役デザイナーとしても長年ご活躍されている方ばかりなので、実際の現場の経験やちょっと泥臭い話など、リアルな“仕事としてのデザイン”についても聞くことができるチャンスです。デザイナー志望の方や、デザイナーとの付き合い方を知りたいという方には特におすすめしたいシリーズです。

今回のシリーズは全5回。第1回の講義は12月4日に開催されました。ご登壇いただいたのは、「aozora」代表としてもご活躍の、大阪芸術大学客員教授 清水征行先生。

清水先生は、商業的なデザインだけでなく、これまで「マチオモイ帖」や「東北グランマのXmasオーナメント」など、人と土地のストーリーや想いを、利益ではなく熱意と共感で拡げるという活動に、グラフィックデザインという手法を通じて積極的に関わってこられました。清水先生のデザインの原動力である情熱がひしひしと伝わるお話でした。

実は、その情熱と人間味あふれる清水先生には、このナレッジキャピタルのロゴマークのデザインも担当していただいています。1度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

ナレッジキャピタルは色んな人々が集まるから意味がある場。コンセプトはあってもターゲットの設定が難しく、そのロゴをデザインするのは、デザイナーとしてひじょうに難しかったのではないかという問いかけに対し、清水先生は「カラーセラピーでは2色を組み合わせたときにその人の個性が出るという話がある。それを参考に、多様な人が集まる場をイメージしたロゴを生み出した」という制作過程のお話も。ほかにも、これまでの代表的な仕事のアイデアが生まれる過程やヒントに繋がった話などを聞くことができました。

この「超」学校シリーズ「大阪芸術大学デザイン学科×ナレッジキャピタル グラフィックデザイナーのアタマのなか」は、このあとも魅力的な先生方が登場します。スケジュールなど詳細はホームページをご覧ください。次回からは、清水先生がナビゲーターとなり、各先生とお話する予定。デザイナーのアタマのなか、ぜひ覗いてみてください。

生涯学習にぴったりの、ナレッジキャピタル「超」学校シリーズは、さまざまなジャンルの第一線で活躍されている方のお話を聴いて、知り、考え、学べる場となっています。今回ご紹介した「大阪芸術大学デザイン学科×ナレッジキャピタル グラフィックデザイナーのアタマのなか」以外にも、さまざまな内容をご用意しておりますので、ぜひチェックしてみてください。それでは皆さま、良いお年を!(文/コミュニケーター PAPA中山)

この連載は、ナレッジキャピタルのコミュニケーターの皆さんに、ナレッジキャピタルとその周辺についてのさまざまな話題を提供していただきます。