ピンク色に注目!
流行のメイクから自動車カラーまで。

ようやく暖かい季節になり、お花見や春夏のファッションやコスメなど、この季節は明るいカラーを目にする機会が増えます。普段モノトーンが多い方も、この時期はモノクロの世界から抜け出したくなるのではないでしょうか。今回は春の代表色とも言えるピンクに意識を向けてみます。

ここ最近のメイクで「ほろ酔いメイク」と呼ばれるポワっと火照ったようなメイクが流行しています。血色のよい自然な色気を表現するため、使われるピンクは日本人の肌に近い黄味よりのピンクが馴染みやすく人気です。

▲トレンドのほろ酔いメイク。
出典:http://www.whomee.jp/

また最近はリップやチークのみならず、トーンや色相の微妙な違いによるピンクだけのアイシャドウパレットが登場しており、ピンク系のアイメイクへの注目度の高さを感じさせます。スモーキーピンクと言われるグレイッシュなピンクや、色味の強いピンクをアクセントに使うなど、ピンクで表現するイメージが従来の「カワイイ・甘い」だけでなく「クール・知的」というモードピンクとしてイメージが広がっていることがピンクの魅力のひとつだと感じます。

ほろ酔いメイクのように自然体でヘルシーに見せるためにはしっとり感やセミマットな質感が大切で、パウダリーになりにくいクリーム系のアイテムが充実してきています。艶をコントロールしやすいクリーム状のものは単色でも塗り重ね回数や下地との相性などで表情が変わります。質感の異なるものを塗る順番などによっても見え方が変わり、なりたいイメージのトレンドに合わせて化粧品の素材もメイク方法も進化するメイクトレンドは、自動車のカラーを考えるうえでもとても興味深く見ています。

▲2018SSピンクばかりのアイシャドウパレットと人気のクリームアイシャドウ。出典:https://www.vogue.co.jp/beauty/trends/2018-01-10/page/6

海外市場ではピンクの車はほぼ見かけない一方で、ピンクにこだわるのが日本市場のひとつの特徴です。2000年頃に登場したコンパクトカーのピンク人気以降、日本市場ではピンクの自動車は常にアップデートされており、ますますバリエーション豊かになっています。鮮やかでキャラクター性の高いピンクもありますが、おおよそはペール・ブライトトーンのピンクが多いです。2010年以降に自動車で展開されたピンクを抜粋してみましたところ、ウォームな印象の黄味のピンクが多く、何となく日本人に好まれるチークやリップの色味と似ているように感じます。微妙な色相で印象が変わりやすいピンクだからそこ、日本人はピンクにこだわりが強いのだなと感じます。

▲2010年以降 自動車で展開されたペールピンク。

新しいイメージのピンクの表現を考えながらこの季節、ピンクの風に染められてみるのも素敵ですね。