Light + Building 2018 レポート
ルイスポールセン 光を形づくるデザイン

▲デンマークを代表する建築事務所 ヘニンク・ラーセンスタジオによるブースデザイン。

最新の照明とその周辺技術の提案が並ぶ見本市Light+Building (以下L+B)。私たちの環境やワークスタイルを変えていく最新の技術やシステムなどが多く発信されています。ルイスポールセンの今回のテーマは、「Humans, Light, Rhythm」。光本来の役割を追求し再認識するという意味が込められています。同社の基本理念である「Design to shape light」を体現する、インテリア向けブラケット照明やシーリングランプ、アウトドア照明、そして定番のペンダント照明の新バージョンなどが発表されていました。

▲「Ripls(リプルズ)」。デザインはヤコブ・ワグナー。表面の緩やかな凹凸により内部で光の屈折を生み、見る角度によって見え方が変化するのが特徴。

ウォールブラケット照明へのフォーカスが気になった今回のルイスポールセン。インテリア向けでは、水面の波紋からデザインのインスピレーションを得たという「Ripls(リプルズ)」が注目を集めました。サイズは2種類で、ボリューム感のある製品ですが、商業施設や集合住宅の共用部などへの使用提案を聞くと、空間に溶け込みやすいアイテムであることがわかります。

▲「Flindt Wall(フリント ウォール)」。クリスチャン・フリントによるデザイン。3Dプリンターと金属鋳造技術によって全体のバランスを設計したという。

同じくウォール照明で室内外で使用できるFlindt Wall(フリント ウォール)」。3種類の大きさと仕上げがあり、卵のような楕円形で、前面の部分が反射板となり光が柔らかく広がります。大きさも含めて、個性のある形。照明デザイナーや建築家にとって、これまでにない新しい使い方やレイアウトのアイデアを掻き立ててくれそうです。

▲内山章一のデザインによる「Enigma(エニグマ)」。日本人デザイナーで初めてルイスポールセン製品をデザイン。

2003年に発表されて以来、安定した人気が続く「Enigma(エニグマ)」にブラックタイプが加わり、さらに市場が広がる予感がしました。緻密に設計されたシェードの位置、そこに反射して広がる光がPHランプ同様にルイスポールセンの特徴にもなっているプロダクトです。シェードがブラックになることで落ち着いた明るさとなり、高級感のある空間に馴染みそうです。

全体的に、テーマに沿うバランスのとれた印象の今回のルイスポールセンの展示。今秋から国内での販売開始も予定です。

取材協力 : ルイスポールセンジャパン 株式会社
https://www.louispoulsen.com/jp/