Takramがジョン・マエダ氏の「Design in Tech Report 2018」の翻訳版を作成
”コンピュテーショナルデザイン”というデザインの新潮流

▲Director : Yasuiro Sasaki (Takram)
Technical Improvement : Shota Matsuda (Takram)
Editorial Improvement : Takeshi Saijo (Takram), Sho Nakagawa (Takram)

デザイン・イノベーション・ファームのTakramが、ジョン・マエダ氏の「Design in Tech Report 2018」の翻訳版を作成した。現在、TakramのWebサイト上にて閲覧が可能となっている。

Design in Techレポートとは、SXSW(音楽、映画などのカルチャーに加え、インタラクティブを中心にした最新テクノロジーが多く発表される世界的なフェスティバル)の基調講演の一つとして、2015年から毎年発表されているもので、本レポートは世界的な注目も高く、未来のデザインやデザイナーの在り方について考察する上での羅針盤の役割も果たしている。

2018年版においては、TBD(Tech × Business × Designの融合)、”コンピュテーショナルデザイン”というデザインの新潮流の詳説、デザイナーに求められる役割の変化、インド、中国、ラテンアメリカを含むグローバルのデザインの潮流、インクルーシブデザインの重要性など、多様な切り口で立体的な議論が展開されている。

また、本レポートはWeb上での最適化を目指し、Markdown式のスライドツールで作成されているほか、マエダ氏と連携しながら技術的な改良と多言語化対応を行い、これらのソースコードは編集中のGithubのリポジトリで公開されている。

その他、Takramは、日本語版公開に合わせて、有識者とのディスカッション(Podcast)やイベント開催なども検討している。内容はもちろん、今後の副次的な展開にも期待したい。End

Design in Tech Report 2018(日本語版)>